いま一番、脚光をあびているのはミル付きの全自動コーヒーメーカーです。
全自動タイプのいいところは、手間は全くなく、簡単に挽きたてのコーヒーを淹れることです。
ですがそんなに安くない製品ばかりで、どうやって選べばよいかわからない方も多いのでは?
そこで、全自動コーヒーメーカーの選ぶポイントをご紹介します
ミル付きのコーヒーメーカーのメリット
ミル付きのコーヒーメーカーの一番のメリットは「挽きたてのコーヒー」が「手軽に」できる点だと思います。
まず挽きたてコーヒーについては、別記事でも書きましたが、挽きたてのコーヒーと挽いてから数日経過したコーヒーとでは香りの量が全く違います。香りの量だけではなく、味わいや風味も全く異なります。なので挽きたてのコーヒーのほうがコーヒーの楽しめます!
挽きたてのコーヒーをいいことずくめなのですが、一個問題になるのは「メンドウ」ということです。ミルを挽いていれるのは、コーヒーがとみびったりいろいとと手間なことが多いです。
ですがミル付きであればそんな手間は全くなく、簡単にコーヒーを淹れることができます。
この手軽さが全自動コーヒーマシンの特長ですね。
選び方のポイント
一般的なコーヒーメーカーの選ぶポイントは別記事でおさらい
4つの種類があるコーヒーメーカーから「ドリップコーヒーメーカー」を選んだとしても、フィルターコーヒーメーカーにはさまざまな種類があります! 今回はフィルターコーヒー…
ポイント① ミルの種類
なぜミルが重要なのかというと、「ミルの挽き具合が味を決定づける」からです。
プロの大会で「バリスタチャンピオンシップ」があります。そこで各選手が持参されることを許されているのがミルです。そのくらい味に影響を与えるものなのです!
だからこだわらないといけないのです!!
家庭用の全自動コーヒーメーカーの場合、以下の3種類のどれかが採用されています。
①プロペラ式
- プロペラ状の歯を回転させることで歯の打撃によりコーヒーを挽くミルです。粒度の均一性等の粉砕能力に欠けるといわれています。雑味の原因となる微粉が発生しやすいといわれています。
②コニカル式
- 片方の歯が円錐状になっており、固定された歯と回転する円錐状の歯の間をコーヒー豆が通ることで粉砕します。歯と歯の間を通ることで豆を粉砕しますので、隙間の距離を調整することで挽き目の調整をします。
③フラットカッター式(フラットディスク)
- 向かい合ったー対の平面の歯の間に入ったコーヒー豆を粉砕します。このタイプも歯と歯の間隔で挽き目の調整を行います。
この中で②コニカル、③フラットカッターがおすすめです。
①プロペラ式は簡易的な構造で良いのですが、その分雑味の原因になる微粉が多く発生します。全自動の場合、挽いた豆が直接抽出部分に落ちていくため、微粉が経路につまり故障の原因になる場合もあります。
ミルの構造に関してはこちらにも詳しく書いています
ミルと買って、豆を挽いてかっこいいコーヒーライフを送ってみたいとおもっていませんか?だけど、ミルってどこを見て買ったらいいのかわからないっていう方が多いと思います…
ポイント② 抽出部分の構造
出典 : www.asahi.com
よく見ていただきのが、抽出部、お湯がかかる場所です。
全自動コーヒーメーカーでよくあるのが「ミル部と抽出部が一緒になっている」ものです。
これはあまりよくないです。
理由は2つ。味が悪くなるということと、故障しやすくなるというポイントです。
なぜ味が悪くなのかというと、この手のコーヒーメーカーはプロペラ式のミルを採用しており、前に話したように微粉が出やすいです。微粉というくらいなので非常に小さい粒であるため、掃除が難しく、抽出部に残ります。その結果、古いコーヒー豆がずっと抽出部に残ってしまい、せっかくの挽きたてのコーヒーも悪くなってしまいます。
また金属のプロペラに常にお湯がかかるため、この部分が非常に壊れやすいです。
以上の理由から一体型になっているコーヒーメーカーはお勧めしません。
プロの目線での、細かい確認すべきポイントはこちらから
これまでいろんな全自動コーヒーメーカーを紹介していきましたが、紹介する際に見るポイントを自分なりに決めていました。今回は全自動コーヒーメーカーを買う前に確認して…
おすすめの全自動コーヒーメーカー
パナソニック:NC-A56
杯数:5杯用
ミル:プロペラ式
抽出形式:ペーパードリップ
抽出温度:95℃前後
全自動コーヒーメーカーの中で一番人気で、一番古くから販売しているコーヒーメーカー。 抽出温度が若干高すぎますが、プロペラ式でもきれいな挽き目でしっかりとしてコーヒーを淹れてくれます。
一番べたなチョイス。価格は1.5万円前後
パナソニック 沸騰浄水コーヒーメーカー 全自動タイプ ブラック NC-A57-K
NC-A57のレビュー記事もあります
2018年11月に、Panasonicのミル付き全自動コーヒーメーカーがリニューアル発売されました。どこのポイントが変わったのか、徹底的に紹介していきます
パナソニックはすべてミル付きのコーヒーメーカーです。ミル付きコーヒーメーカーを選ぶ方が多いのではないでしょうか?パナソニックからは全部で3機種販売されています。…
シロカ:SC-C111
シロカは以前から、全自動コーヒーメーカーを発売していました。前の機種は豆を挽く部分と抽出部が同じ場所にあったため、コーヒーの抽出が不安定だっただけでなく、故障率も高かったようです。
そこでシロカが満を持して出した製品が、SC-C111です。
特長は何と言ってもコニカル式(コーン式)のグラインダーを使っている点だと思います。
コニカル式を使っているだけで、コーヒーのレベルが5レベルくらい変わってくると思います。
また挽く量や挽き目を細かく調節できるのでお好みのコーヒーに合わせやすそうです。
価格は、少し高めの2万円前後。まだ発売したばかりの製品ですので、どのくらいパナソニックの牙城を崩すかみものですね!
siroca コーン式全自動コーヒーメーカー SC-C121 タングステンブラック [コーン式ミル/Wステンレスサーバー/紙フィルター/選べるテイスト/予約タイマー/自動計量/豆・粉両対応]
無印良品:MJ‐CM1
みんな気になっている無印のコーヒーメーカーです(笑)
非常にこだわりぬいたコーヒーメーカーだと思います。
グラインダーはフラット式、お湯の温度は85~90℃の間という、プロのサードウェーブ系の
お店のレシピを再現したかのようなはコーヒーを淹れることができます。
ただ、温度が低いことが残念です。
確かに一部のお店ではあえて低い温度で抽出し特徴的な酸味を出したりしていますが、これはシングルオリジンのコーヒーだからすべきことで、通常売られているブレンドコーヒーでは、物足りない味になる可能性が高いです。
また日本のコーヒーは「熱いことが正義」となっている部分もあるので、このコーヒーメーカーでは物足りない感が出てしまうかもしれません。
しかし、非常にこだわっているコーヒーメーカーであることは間違いないので、そこら辺の仕様を理解して買うのはありです。
無印良品 豆から挽けるコーヒーメーカー MJ-CM1 MUJI
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