全自動コーヒーメーカー テスコム TCM501 の実力を検証

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日本の家電メーカー「テスコム」から2019年9月に発売の全自動コーヒーメーカー TCM501 について、その実力と性能について徹底的に調べて検証しました。

テスコム TCM501 の基本スペック

出典 : www.tescom-japan.co.jp

本体寸法 高さ/290mm 幅/186mm 奥行/280mm
消費電力 610W
容量 4カップ(600ml)
ミル機構 臼式
保温時間 30分
付属品 計量スプーン/お掃除ブラシ/スタイルブック

テスコム TCM501 の特徴

《商品特徴》
● 本格全自動式コーヒーメーカー
豆から挽いていれるから、香り高いコーヒーが楽しめます。

● コンパクトでも本格派、風味を活かす臼式ミル搭載
挽きムラが少ない臼式ミルを採用。
雑味をおさえ、美味しいコーヒーが手軽に楽しめます。

● コクが増す蒸らし機能搭載
すっきりした味わいのあっさりモード(蒸らし時間なし)も選択可能。

● 杯数に合わせてミル動作・蒸らし時間を制御
1杯から最大4杯まで、シーンにあわせてお使いいただけます。

● 水洗いができて清潔
ミル・フィルター・ドリッパー・サーバーは水洗い可能。
サーバーはフタが外れる洗いやすい構造を採用。

● 洗って何度でも使えるメッシュフィルター
ペーパーレスなので経済的。
粉から抽出する際はお好みでペーパーフィルターもお使いいただけます。

● スタイルブック付き
コーヒーによる健康効果やおすすめの飲み方を専門家よりご紹介。
出典:https://www.tescom-japan.co.jp/news/8651

テスコム TCM501 の構造を分析

この記事を書いている2019年8月末時点で発売されていないので、プレスリリースや公式サイト、取扱説明書から構造を分析します。

臼式ミルを抽出部の横に配置

出典 : www.tescom-japan.co.jp

写真や説明書をみると、フラットタイプの臼式ミルを立てに配置し、挽いたときの遠心力を利用して、隣りにある抽出部にコーヒー粉を移動する仕組みのようです。

象印やパナソニックの全自動コーヒーメーカーがブレードグラインダー(プロペラ式)を採用するのに対して、テスコム TCM501 はフラットカッター(フラットディスク)とも呼ばれる臼式を採用しました。

ミルのタイプによってどんな違いがあるのか?についてはこちらの記事が参考になります。

コーヒー専門メディアが紹介する、絶対間違いない家庭用電動ミルの…

ミルと買って、豆を挽いてかっこいいコーヒーライフを送ってみたいとおもっていませんか?だけど、ミルってどこを見て買ったらいいのかわからないっていう方が多いと思います…

タイプよりも気になるのが、ミルと抽出部の位置関係です。挽いた際の遠心力などで臼式ミルの横にある抽出部に粉が移動する仕組みのようですが、おいしいコーヒーを抽出するための条件のひとつ「粉を平らにする」ができるのかどうか、が気になります。

また、臼の中にコーヒー粉が残ってしまうのでは?という不安もあります。

抽出部はペーパーフィルター使用OK

こちらも取扱説明書からの情報ですが、102サイズのフィルターか全幅約18.5cmのウェーブタイプのフィルターが使用できるようです。

ペーパーフィルターなしでもメッシュフィルターが標準搭載されているので使用することは可能とのことです。お掃除の手間を考慮されてペーパーフィルターを利用されている方には良いですね。

杯数と蒸らし時間の調整が可能

出典 : www.tescom-shop.jp

本体には3つのボタンがあります。

右側には電源ボタンがありますが、長押しすると蒸らしなしであっさりとしたコーヒーを淹れることができます。

真ん中は豆モードと粉モードを切り替えるボタンです。全自動コーヒーメーカーのほとんどの機種についている機能です。

左側は1杯~4杯までが選べる「カップ数ボタン」。公式サイトには ”シーンや、人数に合わせて、カップ数ボタンで入れる量(1~4杯)を選択出来ます。” とありました。
取扱説明書には ”シーンや、人数に合わせて、カップ数ボタンで入れる量(1~4杯)を選択出来ます。お湯の量は調節できません。” とあったので、豆だけは杯数分を使ってくれるようです。ただ、豆も空気に触れると酸化していくので使用後は早めに使うか、丁度いい分量を調整しながら使うほうが良さそうです。

丸洗い可能(ただしミル部のつけ置き不可)

ミル部の裏側のみ布で拭き取ることと、つけ置き洗いをしないことが説明書に明記されていました。個人的には、いくらつけ置きを禁止しているとは言ってもミルの部分を水洗いするのには抵抗があります。
機械は水に弱いということと、ミル内にサビやカビが発生すること、をきちんと乾かしたあとに使用しないとコーヒーの味にも影響が出るというのが理由です。

また、テスコム TCM501は水タンクと本体が一体型になっているため取り外しができません。残った水を捨てるためには本体後部の水切り穴から排水する必要があります。

レコルト と シロカ の全自動コーヒーメーカーと比較

レコルト Grind & Drip Coffee Maker FIKA と比較

テスコム TCM501と、2018年発売の「レコルテ Grind & Drip Coffee Maker FIKA」を比較しました。

レコルト グラインドアンドドリップコーヒーメーカー フィーカ [ ホワイト / RGD-1 ] recolte Grind & Drip Coffee Maker FIKA

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Grind & Drip Coffee Maker FIKA は2018年10月に récolte(レコルト) から発売された全自動コーヒーメーカーです。

商品の形状を見ていかがでしょうか?
おそらく、テスコム TCM501 と レコルト Grind & Drip Coffee Maker FIKAは同じ設計や特許を利用した機種と思われます。

テスコム TCM501 は
・ペーパーフィルター使用可
・蒸らしなし機能
・4段階の杯数調整機能(レコルトは2段階)
・色はコンフォートベージュのみ(レコルトは3色展開)
という点でレコルトとの違いがあります。

レコルト Grind & Drip Coffee Maker FIKAについては以下の記事で詳しく解説されています。

レコルテのミル付き全自動コーヒーメーカーを紹介

かわいいキッチン家電を販売しているレコルテからミル付き全自動コーヒーメーカーが発売されました!早速紹介していきます。

シロカ SC-A221 と比較

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SC-A221はsiroca(シロカ)から発売されている全自動コーヒーメーカーで、SC-Aシリーズとして販売されている機種の中でも最上位機種となっています。

パッと見た感じでは気付かない方もいるかもしれませんが、こちらの機種も テスコム TCM501 と同じ設計、同じ特許を元に作られていると思われます。

テスコム TCM501 は
・ミルが臼式(シロカはプロペラ式)
・蒸らしなし機能
・ペーパーフィルター使用可能
・マグカップやアイスコーヒーの給水位置メモリなし(シロカには有る)
といった点が シロカ SC-A221 との違いがあります。

シロカ SC-Aシリーズについては以下で詳しく解説されています。

シロカの全自動コーヒーメーカーを全網羅!全自動コーヒーメーカー…

挽きたてのコーヒーの香り高さは格別のものです。豆と水を入れるだけで挽きから抽出までしてくれる全自動コーヒーメーカーがあれば、家でくつろぎながら手軽に挽きたてコーヒ…

ズバリ!テスコム TCM501 は買いなのか?

メリット・デメリットを簡単にまとめてみました。

メリット

  • 全自動コーヒーメーカーが気軽に買える(約13,000円)
  • プロペラ式ではなく臼式ミルを採用している。
  • ペーパーフィルターが使える
  • 杯数と蒸らしの調整ができる

特に価格については2019年9月上旬ごろ販売開始ということなので、あくまで予定価格ですが公式オンラインサイトでは12,800円(本体価格)、ヨドバシ.comでもほぼ同価格でポイント10%還元で予約開始しています。

ただ、比較したレコルトについては同等の価格、シロカについては8,000円以下で購入することもできるため、ミル部分やペーパーフィルターをどれくらい重視するかというところがポイントになるかと思います。

デメリット

  • 臼式ミルは掃除が大変
  • ミル部と抽出部の配置が真横になっている
  • マグカップやアイスコーヒーの給水メモリがない

メリットでもある臼式ミルは掃除が大変です。同等機種のレコルテのホームページを見ても、残っている粉を掃除するのは手間がかかるように見えます。

出典 : recolte-jp.com

テスコムの技術力に期待するなら買い!

テスコムはキッチン家電を多く作っていますが、実は美容室向けのドライヤーについては国内シェア率約70%でNo.1です。
ドライヤーはヒーターで温めた空気を、ファンをモーターで回して風を起こすという作りです。
全自動コーヒーメーカーはミルをモーターで動かし、ヒーターでお湯を暖めるという機構を持っています。

設計と特許が同じとはいえ、国内トップクラスのヒーターとモーターの会社が最後のチューニングを行っていると思われるコーヒーメーカーには期待してしまいます。

また、デザインや大きさも他のインテリアに融合するつくりになっているので、価格とデザインだけを見ても、全自動コーヒーメーカーの候補にしてもよいでしょう。