象印 RS-40 は象印(ZOJIRUSHI)が2018年に販売開始した最新式の全自動コーヒーメーカーです。象印 EC-RS40を徹底検証したところ、すごいことがわかりました。今回はこのコーヒーメーカーの何がすごいのか?をご紹介します。
基本スペック
メーカー:象印
型番:EC-RS40
容量:4杯
サーバータイプ:ステンレス
フィルター:紙フィルター・メッシュフィルター
最大使用水量:0.54L
本体サイズ:幅24x高さ37.5x奥行25cm
基本的な性能は以下のとおりです。
- 全自動ミル付きのコーヒーメーカー、豆と水をセットしたらボタン一つで挽きたて淹れたてのコーヒーが飲める
- 象印独自の「マイコン予熱&ダブル加熱95℃」機能により、最適な温度で最大4杯が淹れられる
- 挽き分けフィルターと濃度調整を使い分けることで4種類の調整ができる
本体の構造から「すごいポイント」をチェック
すごいポイント1 分解して丸洗いができる
毎日使う人でも、たまにしか使わない人でもコーヒーメーカー内部の衛生には気をつけたいですよね。
フィルターケースやバスケットに古いコーヒーが乾いて残ってしまうと、その後に淹れる際に不純物として味が悪くなってしまう原因にもなります。
また、たまにしか使わないという人も保管状態によっては内部にホコリが混入して、美味しくないコーヒーになってしまう場合があります。
そんなみなさんでも安心できるように、象印 EC-RS40はコーヒーメーカーのミル部分から抽出部分まで、すべて分解と丸洗いが可能になっています。
低価格のコーヒーメーカーではフィルターを入れる部分を取り外すことができず、使用後にはかんたんな拭き掃除ぐらいしかできないものもあるので、分解と丸洗いができるというのは味にかかわる重要なポイントです。
すごいポイント2 ミル部分は抽出前に自動洗浄される
象印 EC-RS40は豆から全自動でコーヒーを淹れることができるので、ミルやフィルターに挽いた際の粉が残ってしまう場合があります。
頻繁に使う人は毎回分解して洗浄するのも面倒ですよね。でも、ご安心ください。EC-RS40は毎回抽出時にお湯で見るの部分を洗浄してくれます。
ミル内部に付着したコーヒー豆もお湯と一緒にフィルターに流れてくれるので、無駄がない上に衛生的です。
下のYoutube動画の2分48秒ぐらいから、ミル部分の洗浄についての説明がありますので合わせてご覧ください。
すごいポイント3 挽き分けフィルターと濃度調整ボタン付き
象印 EC-RS40にはミルケースのすぐ下に挽き分けフィルターを取り付けます。さらに、フィルターは取り付けの向きを変えることで「中細挽き」と「粗挽き」を使い分けることができます。
さらに、象印 EC-RS40はコーヒーメーカー本体部分に濃度調整ができるボタンがあります。
フィルターとボタンを組み合わせると4種類味わい調整が可能です。
すごいポイント4 ステンレスサーバーとメッシュフィルターが付属
ステンレスサーバーと金属製メッシュフィルターが象印 EC-RS40に付属しています。
ステンレスサーバーの利点としては
- 保温機能を使わないので淹れたあとのコーヒーに煮詰まりがない
- 耐久性がガラス製のものよりも強い(落としても割れにくい)
- アイスコーヒーをつくったあとも外側に結露がない
といったものがあります。
普通にステンレスサーバーを購入すると3,000円程度はしますので、それだけ考えても象印 EC-RS40はコストパフォーマンスの良いコーヒーメーカーですね。
金属製のフィルターについてはこちらの記事でも触れられています。
ステンレスフィルターとネルコーヒーとペーパードリップの3つは、いわゆる透過式のドリップコーヒーです。淹れ方は似ているけれど、それぞれに特徴があり、味も変わってき…
ステンレスフィルターはお手入れの手間がありますが
コーヒーのオイル分がしっかり抽出できる
紙フィルターを購入する必要がない
といった利点があります。
もちろん、紙フィルターを使用することもできます。先程の4種類の淹れ分けと組み合わせて楽しむのも良いですね。
Panasonic NC-A57と比較
予算的にも機能的にも象印 EC-RS40と比較されがちのPanasonic NC-A57と比較してみましょう。
Panasonic NC-A57についてはこちらの記事でも詳しい解説があるのであわせてお読みください。
2018年11月に、Panasonicのミル付き全自動コーヒーメーカーがリニューアル発売されました。どこのポイントが変わったのか、徹底的に紹介していきます
象印 EC-RS40とPanasonic NC-A57の共通点
2機種の共通点は多々あります。
豆から全自動でコーヒーを淹れることができる
ミル内部の洗浄も自動で行ってくれる
プロペラ式のミル部分と抽出部分がセパレートの構造になっている
挽き分けフィルターが搭載されている
など、とても似ている機種です。
Panasonic NC-A57はデカフェモードがある
Panasonic NC-A57には「デカフェ豆」コースが搭載されているのが大きな違いです。
公式サイトによると
“「蒸らし」と「抽出」のプログラムをデカフェ豆に最適化することで、「コク」のあるコーヒーに抽出。おやすみ前のリラックスタイムに、カフェインを控えながら味わい深い一杯をたのしめます。”
とのことです。
普通の豆をデカフェに加工するわけではなく、デカフェ豆(カフェインレス豆)を美味しく飲むための機能です。
象印 EC-RS40 はマイボトルやコーヒーカップに抽出OK
象印 EC-RS40ではお手持ちのステンレスマグやコーヒーカップなど、付属のサーバー以外にも直接抽出できます。
ステンレスマグは専用のものが販売されていますが、ふたをはずした時の高さが16.8cm以下・底部外径7cm以下・口径3cm以上、 カップは高さ12cm以下のサイズに対応してるので、サイズさえ合えば市販のものでも利用可能です。
朝の忙しい時間でもサーバーから注ぐ必要がなく、マグやカップに直接淹れられるのはとても便利です。
さいごに、こんな人におすすめ
簡単操作で本格的なコーヒーを淹れたい
お手入れはできるだけ簡単にしたいし、衛生面にも注意したい
朝淹れたコーヒーを少しずつ飲むことが多い
サーバー以外にもマグやカップに直接淹れたい
という人におすすめできる1台になっています。
すでに旧式の全自動コーヒーメーカーを持っている人にも、初めて全自動コーヒーメーカーを買う人にもおすすめできるのが象印 EC-RS40です。