これまでいろんな全自動コーヒーメーカーを紹介していきましたが、紹介する際に見るポイントを自分なりに決めていました。
今回は全自動コーヒーメーカーを買う前に確認しておくべきポイントを紹介します。
基本性能は当たり前で確認
杯数とコーヒーを貯めるサーバーのタイプ
杯数に関しては、5杯用と、10杯用の大きく二種類あります。10杯用は家族での使用と考えるとかなり大きいタイプになります。
5杯用くらいが一般的です。
またサーバーもガラスサーバーで保温ヒーターが付いているものと、ステンレスサーバーで長時間保温が効くタイプがあります。
ガラスタイプものはヒーターが長くても60分なので、1時間以上の保温はできないタイプになります。
コーヒーを挽く、ミル刃の形状
ミル刃の形状もおいしいコーヒーのためには重要です。
詳細の説明は別記事を参照していただきますが、覚えていただきたいのはプロペラより、コニカル(臼式)、フラットディスクタイプの刃が良いという点です。
できればコニカル(臼式)かフラットディスクを選びましょう。
ミルの種類の説明と、それぞれの特徴はこちらから
ミルと買って、豆を挽いてかっこいいコーヒーライフを送ってみたいとおもっていませんか?だけど、ミルってどこを見て買ったらいいのかわからないっていう方が多いと思います…
新説!追加で見るべきポイント
ミル刃と抽出部の関係性
ミル刃と抽出部の位置関係を確認してください。これを確認してもらうのは、「ちゃんと挽かれたコーヒーが抽出部に落ちるか」を確認するためです。結構当たり前のことなのですが、これが結構難しいです。業務用のマシンでもコーヒーマシンの故障の原因はコーヒー豆が落ちてこないことは主要な故障です。
コーヒー豆は想像した以上に油成分を含んでおり、それがミルと抽出部の間の道に詰まってしまうとコーヒーが落ちないということになります。
落ちないと薄いコーヒーになってしまうだけでなく、落ちるまでちゃんとコーヒーができるか、コーヒーができるまでその場にいなければならないという、全自動の良さがなくなってしまいます。
抽出部のとミル刃が一緒なのは論外
まずはミルと抽出部が一緒になっている製品はさけましょう。理由は簡単、故障率が高いためです。
コーヒーは90℃近い高温を使用します。そのためミル部分にあるモーターに水が入り故障するというのが良くあります。
またミルが壊れると粉での抽出もできない製品もありますので、一緒になっている製品は避けましょう。
抽出部とミルが縦に置いてあるものがGOOD
基本的になことですが、ミルと抽出部(ペーパーを置く場所)が縦にレイアウトされているものを選んでください。
コーヒーを抽出部に落とす方法ですが、複数あります。ミルで挽いた勢いで落とす方法、振動を加える方法、重力に従って落とす方法。
家庭用の場合は、ミル自体のそこまでのパワーがないため、重力に従ってコーヒーを落とす方法が良いと思います。
縦長になっているコーヒーメーカーは、ミルと抽出部が縦になっています。
ミルの清掃が簡単にできるか?
そしてミルの清掃が簡単にできるかも確認してください。
ミルの清掃も重要で、ミルと抽出部のつまりの原因になります。
清掃と言ってもブラシでコーヒーを掃き出すだけですが、毎日清掃することが長く使用するためには非常に重要です。
全自動コーヒーメーカーの清掃方法はこちらから
最近流行のミル付き全自動コーヒーメーカーをお使いの方必見。ミル付きの場合、ミルの部分とお湯や抽出部分両方きれいに清掃する必要があります。最近味が変わってきたなと…
ミルの稼働タイプを確認
ミルの稼働には2種類あります。一個はコーヒーを入れる部分に入っているコーヒーをすべて挽くタイプ。もう一点は設定したコーヒー杯数にあわせて、ミルが稼働するタイプです。
それぞれ一長一短あります。
杯数に合わせてミルが稼働するタイプは自動でちょうどいい設定してくれますが、豆を変えるたびに数gロスが出てしまいます。また豆の大きさによってはコーヒーの量が前後することもデメリットになると思います。
一方全量挽く場合は、毎回コーヒーをいれる手間がありますが、毎回豆を変えることも可能です。
最後に
全自動コーヒーメーカーを買う際にはかならず、ミルを見てください。
ミルがきれいか、どうかで購入を決めても良いと思います。
また個人的なホントのお勧めは、ミルとコーヒーメーカーを別々で買うことです。
コーヒーの調整をするためには別々がいいです。
が面倒なもの事実。いつもは全自動コーヒーメーカーで、こだわりたいときにミルとハンドドリップっというのがいいかもしれませんね!