ドリッパーはいろんな材質のものがありますよね?
今回は材質によってどのようにコーヒーに影響があるか、紹介します。
コーヒードリッパーの材質は?
一般的なコーヒードリッパーの材質としては3種類あります。
プラスチック
プラスチックが最も種類が多いのではないでしょうか?
プラスチックといっても、PP(ポリプロピレン)、SAN(AS樹脂)、PC(ポリカーボネート)くらいでしょうか。
その樹脂でもコーヒー抽出中の特性自体は同じです。
特長は軽くて、手頃な価格の製品でしょうか?
ガラス
V60のガラス製品やカリタのウェーブフィルタードリッパーをはじめとしたガラスのドリッパーも存在します。
特長としては、一個自体が重く、使用する際はサーバー、ドリッパーだけでなく、コーヒースタンドも必要になる点だと思います。
陶磁器
土からできた陶器製と、石からできた磁器製のドリッパーがそれぞれ存在します。
一般的には瀬戸物と言われるものは陶器、有田や波佐見は磁器製が多いです。
陶器の特長は分厚く、重いですが、磁器は逆に薄くて軽いです。
材質はコーヒーの温度の影響を与える
それぞれコーヒーにどんな影響を与えるかというと、「温度」に影響を与えます。
温度はコーヒー抽出に大きな影響を与えることは他の記事でも紹介していますが、
それぞれの材質は、抽出中の温度を保持させるか、どうかによって変わります。
ざっくり言いますと
プラスチック: 一番、温まりやすいが、冷めやすい
ガラス: プラスチックより、温まりにくいが、陶磁器より温まりやすい
陶磁器: 一番温まりにくいが、冷めにくい
その他のコーヒーに影響を与える要素についてはこちら
http://120to180sec.com//article/2
コーヒーを淹れる、一口に言ってもいろんな淹れ方があります。それぞれにいろんなコツがあり、「コーヒーって難しい!」と思ったことがありませんか? 実は、コーヒー抽出に重要な項目は数点しかないことをご存知ですか?そのポイントさせ押さえていれば、あなたもコーヒーを語れますよ!
それぞれのドリッパーを使用するためのコツ
プラスチックは、冷めやすいので、あらかじめ温める必要はですが、抽出時にあまり長い時間蒸らしを入れたり、ゆっくりした抽出だと、温度が下がりやすくなります。
ガラスの場合は、あらかじめお湯で温めると抽出している最中の温度が安定し、よりコーヒーがおいしくなりますよ。
さらに陶磁器の場合は、お湯で温めるというより、お湯につけて温めるくらいしないとしっかり温まらないです。しかし一回温めると温度がしっかりと残り、どんな抽出でも温度を安定させることができます。
最後に
材質によって、それぞれ一長一短あります。
それに価格もそれぞれ違ってくるので、自分で気に入ったドリッパーを使ってコーヒーをいれてみましょう!