業務用でエスプレッソの肝となるのは、やっぱりグラインダー。挽き目の調整と、粉の量を決めるのはグラインダーの精度です。
ですが、他のポイントも書いた記事がなかったので書いてみました。
業務用でエスプレッソの肝となるのは、やっぱりグラインダー。挽き目の調整と、粉の量を決めるのはグラインダーの精度です。
ですが、他のポイントも書いた記事がなかったので書いてみました。
まず最低条件から
オンデマンドグラインダーであること
オンデマンドグラインダーとは、ポルターフィルターから直接ドーシングできるグラインダーのことです。通常はフィルターでスイッチを押す形になっていて、一定の時間グラインダーが回り、ドーシングされます。
1秒でと早く抽出を開始するためにはこの機能は不可欠ですね。
挽き目調整はどのレベルでできるか
細かい挽き目をきれいに挽かるかを確認。ダメなグラインダーは細かい挽き目の中に大きい粒が入ったりしています。
これはエスプレッソ抽出においては致命的です。一粒でも大きい粒があるとそこからお湯が抜けてしまい、味が出ません。
きれいな挽き目、大きい粒がないことを確認してください。
グラインダー時間の調整能力もチェック
コーヒーの量を決定するグラインダー時間。その時間がどの精度でできるのか確認してください。具体的には1秒単位なのかな、0.1秒単位なのか、0.01秒単位なのかです。
この精度、詰まる所モーターの精度がグラインダーの精度の全てになります。
やっぱ粒度分布は最重要
とは言いつつも、トップバリスタが使っているグラインダーはオンデマンドグラインダーでもなければ、グラインド時間を設定できるものではないことが多いですね。
この前のJBCでも、EK43を持ち込んでいる方が非常に多かったですよね。
これは結局、エスプレッソの抽出に最適な粒度分布にこのグラインダーがなっているということですね。
粒度分布とは、挽いた豆の粒の大きさの分布のことで、粒の大きさによってコーヒーの抽出パーセントが異なるため、最適の抽出パーセントを得るためには、最適な粒度分布を目指す必要があるということです。
EK43に関しては、ワールドバリスタチャンピオンが使用したことにより人気に火がつき、未だに全世界なトレンドになっています。
EK43についてはこちらから
バリスタチャンピオンシップの公式グラインダーのEK43。そのショートバージョンが日本でも昨年より販売を開始されました。そんなEK43Sを購入を検討している方が気になるポイ…
ドーシングの安定性も確認
ドーシングが一定であることは非常も重要です。
一定というのは、グラインドタイムが一定であることでコーヒー量が一定であること、また出方も重要です。
ポルターフィルターに一定に整えること、入れることはバリスタの腕の見せ所で、エスプレッソがちゃんと一定に抽出できることの肝になります。
最後に、エスプレッソほどグラインダーにお金をかけないといけないものはない
いろいろ熱く語ってきましたが(笑)
エスプレッソマシンのゆらぎ以上に、グラインダーのゆらぎのほうが大きいと思います。
その理由は、豆の不均一性や豆の油、焙煎度合に大きく影響を受けるためです。
トップバリスタは競技会の前にグラインダーの調整に最も時間をかけると言います。
それくらいグラインダーはコーヒー、エスプレッソ抽出に大きな影響を与えるものなのです。
業者の人にきいて細かく詰めてみましょう。