朝、起きて一杯。
お昼の食後の一杯。
夜に家事を終えて、一息ついての一杯。
『コーヒーが生活の一部』という方も多いのではないでしょうか?
私もそんな1人です。
コーヒー豆のお店や珈琲店では多くの豆が並んでおり、
『簡単には説明が書いてあるけど、ちょっとよく分からない』
『たくさん種類がありすぎて、選べない』
なんてことはありませんか?
少しでも知識があれば、コーヒーを選びやすくなりますよね!
多くの種類の中で、今回は私も大好きなオールマイティーなコーヒー豆、『コロンビアコーヒー』について紹介したいと思います。
目次
・コロンビアコーヒの味の特長
・コロンビアコーヒーの選び方
・おすすめの飲み方とコロンビアコーヒーの選び方
コロンビアコーヒーの味と特徴
『多彩な味』
まさにその言葉がピッタリなほどの、良質でキレのあるテイスト。そして、ほどよくバランスのとれた甘みと酸味。
ブレンドコーヒーのベースになったり、ストレートなアメリカンコーヒーで、そのキレ味を生かしたり。
まさに、世界中のコーヒー好きから愛されています。
これほどまでに愛されるコロンビアコーヒーが生まれるのは、コロンビアの国が、「赤道直下」と「山岳地帯」という、良質なコーヒーを生産するのに適しているからです。
標高の高い山が連なっており、そのため、果実がゆっくりと熟します。
大粒でしっかりとした豆になりやすく、それはまさに、
『天国で育つ豆』
と言われる程です。
土地ごとに多彩な味わいがあり、『コロンビアマイルド』という優しく深い味わいがあります。
芳醇な甘い香り、まろやかな酸味とコク、それでいてフルーティさもしっかりある。
突出したような酸味はなく、柔らかい印象。その特徴が、「マイルドコーヒー」の代名詞になっています。
コロンビアコーヒーの選び方
コロンビアコーヒーは、日本でも定番の人気なコーヒーの銘柄ですよね。
なんと、コロンビアコーヒーの輸出先の第2位は日本なんです。
有名コーヒーチェーンや、喫茶店などでも常に置かれてありますよね。
その注目度はとても高く、味わい方や楽しみ方も様々です。
コロンビアコーヒは、地形によって様々な味が楽しめるという良さがあります。
では、コロンビアコーヒーについて、少し詳しく見ていきましょう。
①ー精選方法
ウォッシュド製法
コロンビアで収穫されるコーヒー豆は、小規模な農園で栽培されるながらほとんどです。
機械を使わず、手で、完熟した実だけを摘み取る伝統的な農法で摘み取られます。
収穫された実は、すぐに皮と果肉を除去し、発酵させ、水で洗います。
このようなコーヒー豆の処理方法を『ウォッシュド製法』と呼びます。
ウォッシュド製法は“水洗式”とも言われており、文字の通り、収穫したコーヒー豆を水槽に入れ、異物を取り除いく精選方法です。
そうすることで、欠点のある豆が混ざることが少ない、高品質なコーヒー豆が作ることが可能です。
ウォッシュド製法で作られたコーヒーは、スッキリとクリアな風味で、比較的、コーヒーの品質を一定に保つことができます。
コーヒーを淹れる時に狙った味が出やすいので、ドリップコーヒーなどで楽しむ方も多いのではないでしょうか。
②ースプレモとエクセルソ
グレードの決め方
コロンビアコーヒーは豆の大きさのみで等級が格付けされます。
「スクリーンサイズ」と呼ばれており、スクリーン17以上はスプレモ(supremo)。14以上がエキセルソ(excelso)と呼ばれます。
13以下は流出せず、国内で流通します。
スクリーンサイズでの評価はコロンビアとタンザニアでされています。
大粒なものほど高品質とされています。
③ーエメナルドマウンテン
『コーヒーの宝石』 最高級品のコロンビアコーヒー
『エメナルドマウンテン』は、コロンビアコーヒーの中でも3%に満たない、厳選された高級豆のことです。
FNCと呼ばれるコロンビアコーヒー農家を代表する組織の団体が、独自の厳しい品質基準のもと、認定しています。
甘い香りと深いコク、柑橘系のフルーティな酸味。
熟したチェリーのみを丁寧に選別しており、そのコクと酸味のバランスは、芳醇な香りと甘みをさらに引き立てます。
まろやかなコクとフルーティで、素晴しく豊かな香り、クセのない味わいは、
それはまさに「コーヒーの宝石」。
そして、華やかな風味が心地よく続く「余韻」がアフターテイストとして、口の中に残ります。
他のコーヒーでは決して味わえない、エメナルドマウンテンのみの、上質な時間です。
味わい
広がる味と深さ。
エメナルドマウンテンは一口目からコクと甘みが口の中を包み込んでくれます。
飲んだ瞬間、鼻から抜けるそのフルーティな香りは、
私たちの心を、豊かで高貴なものにしてくれるほど。
その芳醇なコクの奥深くにある、綺麗な酸味は、
上質な味わいを作り出してくれます。
では、エメナルドマウンテンの煎りの度合いでの味わいの違いを見てみましょう。
中煎り
中煎りでは、華やかさが前に出てきて、その後、柔らかな酸味がやってきます。
まるで、口の中でお花畑が広がるよう。
優雅な余韻が続くのを楽しめます。
中深煎り〜深煎り
中深煎り〜深煎りでは、コクと甘みが前に出てきます。
それは高級チョコレートを食べたかのよう。
芳醇なボディ感とシルキーな飲み口は、しっとりとしたコクを引き立たせてくれます。
聞くだけで、今すぐエメナルドマウンテンを味わいたくなりますよね?
その日の気分に合わせて、煎り加減を楽しむのもいいですね。
おすすめの飲み方とコロンビアコーヒーの選び方
コーヒーの楽しみ方として、
* どのくらいの焙煎度合いで風味を楽しむか
* どの抽出方法でおいしいコーヒーをいただくか
が、挙げられます。
焙煎度や抽出方法で香りや風味、コクや酸味、全く違うものになります。
ここでは、どういう楽しみ方があるのか、一例を紹介していきます。
酸味を味わいたい方:焙煎度が浅めなコロンビアコーヒーを
コロンビアコーヒーの浅煎りは、フルーティーな果実味と甘さが特徴的でしょうか。
コロンビアコーヒーの浅煎りは、酸味もほとんどなく、クセのないクリーンな味わいが楽しめます。
香りがとてもキレイで、豊かなため、
浅煎りコロンビアコーヒーを、ドリップでスッキリと淹れるのもいいかもしれませんね。
淹れている最中の心地よい香りに包まれながら、豊かな時間を過ごしてみてはいかがでしょうか?
ビターなコーヒーが好きな方:深めなコーヒーをコーヒープレスで
バランスのよく、豊かな甘みのコロンビアコーヒー。
しっかりとコクや深みを味わいたいという方は、中深~深めあたりのコロンビアコーヒーを楽しんではいかがでしょうか?
抽出方法の中でも、うま味であるオイルも楽しめる「コーヒープレス」は
手軽で誰でも簡単に、おいしくコーヒーを入れることができます。
深煎りのコロンビアコーヒーは、カカオやナッツのような香味が溶け出し、
カラメルやアーモンドのような香ばしいフレイバー、柑橘類を思わせるちょうどいい酸味が特徴です。
しっかりとしたボディの効いた、しかし、シルキーな口当たりをコーヒープレスで引き出したオイルのまろやかさとともに味わうのもオススメです。
いかがでしたか?
コロンビアコーヒーの魅力、存分に伝わったでしょうか?
浅煎り、中煎り、深煎り、
ドリップ、ネル、サイフォン、コーヒープレス、
その時の気分で飲みたい焙煎度合いで、味わいたい抽出方法で楽しむのもステキですね。
私は、コロンビアコーヒーは中~中深煎りのものを、丁寧にドリップして飲むのが好きです。
カカオ風味の芳醇な香りは、とても贅沢なリッチな気分にさせてくれますよ。
柑橘系の酸味と、だけどマイルドで優しくて、、、でも、しっかり奥深いコクがある、そんなコロンビアコーヒーを、あなたも楽しんでみてはいかがでしょうか。