キャンプやアウトドアで目覚める朝、静かな済んだ空気の中で啜る一杯のコーヒーはアウトドアの醍醐味、という方も少なくないのではないでしょうか。野外でコーヒーを飲みたい!と思った時に、ドリッパー・コーヒープレス・パーコレーターのいずれかのセットを使った作り方があります。そしてマグカップとバーナーは必須アイテム。今回はそんなアウトドアシーンにお勧めのコーヒーセット、アイテムをご紹介していきます。
アウトドアで美味しく楽しくコーヒーを飲む道具
アウトドア用でコーヒーを飲むといっても、豆からしっかり挽いたり、インスタントにしたりと、好みによって様々な方法がありますよね。今回はその中でも簡単においしいコーヒーを楽しめるコーヒーセットをご紹介していきます。
アウトドアコーヒーの基本、おすすめドリッパー
キャンプや登山などのアウトドアでも、ドリッパーを使えば簡単に美味しいコーヒーが淹れられます。アウトドアでは持っていく荷物を極力軽くコンパクトにおさえたいものですよね。コーヒー用ドリッパーも、アウトドアに最適なモデルが多数販売されていますので、ここではその一部をみていきましょう。
ユニフレーム コーヒーバネット
ベストセラーのユニフレームコーヒーバネット。折りたたみ式でたたむととペタっと板のようになるので、どんなアウトドアでも持ち運びが便利という声が多く挙げられています。軽さや洗いやすさも人気の理由です。
ユニフレーム UNIFLAME コーヒーバネット cute(キュート) 664025
スノーピーク フォールディングコーヒードリッパー
まさにスノーピークといった商品。この焚火台の形に心躍る方も多いのではないでしょうか。ステンレス素材で軽量、かつ折りたたみ式で板のようにコンパクトになります。スノーピークファンだけでなくアウトドアラバーであれば一度は手に取ってみてほしい商品の一つです。
スノーピーク(snow peak) フォールディングコーヒードリッパー「焚火台型」 CS-113
コールマン パルテノンコーヒードリッパー
こちらのドリッパーは紙フィルターがいらないタイプです。アウトドア愛好家にはエコ意識が高い方も多いので、そんな方には嬉しいドリッパーですね。スタイリッシュな見た目なも嬉しい。使用する際は粗挽きの豆を使うと詰まりを防げるようですよ。
コールマン(Coleman) パルテノンコーヒードリッパー 170-9370
より深みのある味を楽しみたい方向け、コーヒープレス
コーヒープレスというと、ガラス製やプラスチック製の透明な円柱のものを想像する方も多いのではないでしょうか。実はそういった一般的なコーヒープレスとは少し異なる、持ち運びに便利なポータブルプレスもあるんです。アウトドア用を想定した構造になっているので、使い方も簡単。まずは動画で使い方の一例を確認してみてください。
ハイマウント コーヒーメーカー
上記のYoutubeでも紹介されているハイマウントのコーヒープレスセットです。アウトドア向けコーヒープレスの中でも人気な商品で、コンパクトで持ち運びしやすく、簡単にコーヒーを淹れられるのがポイントです。
(ハイマウント) HIGHMOUNT コーヒーメーカー 46161
スタンレー 真空トラベルプレス
こちらはフレンチプレスとタンブラーが合わさったものです。コーヒーをプレスして抽出したら、そのまま魔法瓶の中に置いておき、いつでも飲むことができます。登山やハイキングの際にもおすすめです。
STANLEY(スタンレー) 真空トラベルプレス 0.47L グリーン 01855-005 (日本正規品)
これ一つで完結。パーコレーター
アウトドア初心者の方は特に、そもそもパーコレーターとは?という方もいらっしゃるかもしれませんね。パーコレーターはコーヒー抽出器具のひとつで、よくアウトドアにも使用されています。もともとのルーツはフランスだと言われており、その後アメリカに普及していったといわれています。
パーコレーターは中の機器を取り出せばケトルとしても使えますし、サイズによっては小さいお鍋としても使えますので、1つ持っていると重宝しますよ。
パーコレーターの仕組み
ケトルの中でお湯が沸騰すると、沸騰した蒸気圧でお湯がパーコレーターの上部に上がっていきます。そのお湯がセットされたコーヒー豆に注がれてまたケトルの底に戻ります。これが繰り返されてコーヒーの濃度がどんどん高まってコーヒーが出来上がります。この抽出には4分ほど時間がかかります。
図で見ていただいたほうがわかり易いかと思いますので、以下の図を参考にしてみてください。
パーコレーターの使い方
仕組みは何となく難しい感じがしますが、使い方はとても簡単です。
- パーコレーターのバスケット部に挽いたコーヒー豆を入れます。
- ポットに水を入れてすべての機器をセットしましょう。
- 火にかけて4分程度待ちます。(煮立ちすぎないように注意)
- 美味しいコーヒーの完成です。
代表的なパーコレーター
いろんなメーカーのパーコレーターがありますが、その中でも評判の高い2つをご紹介します。
Amazon楽天市場スノーピーク(snow peak) ステンレス パーコレーター6カップ PR-006
コーヒーを楽しむためのマストアイテム
さて、ここからはアウトドアで美味しいコーヒーを飲むためのマストアイテムを見ていきます。まだ持っていないものがあったらチェックしてくださいね!
マストアイテムその1:マグカップ
なんといってもマグカップがないと始まらないですよね。そしてせっかくのアウトドアで味わう一杯は、お気に入りのマグカップで頂きたいものです。ここではほんの一部ですが、おすすめのマグカップを紹介します。
スノーピーク チタンシングルマグ
アウトドアでマグカップといえばこちら。王道中の王道といわれるスノーピークのチタンマグです。軽くて携帯しやく、保温・保冷性がばっちり。シングルとダブルがありますが、軽量性を求めるのであればシングル、保温保冷性を求めるのであればダブルがおすすめです。
スノーピーク(snow peak) チタン シングルマグ 450 [容量450ml] MG-143
キャプテンスタッグ マグカップ
キャプテンスタッグのマグもじわじわと人気を集めています。カラーバリエーションが豊富なので女性には特に人気な商品。デザイン性だけでなく、ダブル構造なので保温・保冷機能もばっちりです。
キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG) マグカップ コップ ダブルステンレス 真空断熱 保温・保冷 350ml サックス モンテ UE-3432
シートゥーサミット Xマグ
続いてはシリコンタイプのマグカップです。ご想像通りコンパクトに折りたたむことができるので持ち運びに便利です。また、シリコンのため容器が熱くなることがなく唇をやけどする心配もありません。こちらもカラーバリエーション豊富な商品です。
SEA TO SUMMIT(シートゥサミット) Xマグ ライム 1700114
アウトドア用のマグカップを選ぶ際に重要視していただきたいのが保温・保冷の機能性と、持ち運び便利な携行性の2点。もちろんデザインに凝ったスタイリッシュなものでもそういった機能を兼ね揃えているものがたくさんあるので、ぜひ自分のお気に入りを見つけてくださいね。
マストアイテムその2:バーナー
アウトドアでは必ずしも焚火を用意するというシーンだけではありませんよね。特に朝コーヒーを飲む際は必ずバーナーを使用するのではないでしょうか。バーナーにもいろんな種類がありますが、一般的にアウトドアに使われることが多いのは以下の2種類です。
- OD缶(アウトドア缶):アウトドア用に作られているため火力が強い
- CB缶(カセットボンベ缶):コンビニでも買える、コストが低い
おすすめのOD缶
CB缶でもちょっとしたキャンプなどでは全く問題ありませんが、登山や外の気温が厳しいアウトドアではOD缶がベター。今回は2つ紹介していきます。
スノーピーク(snow peak) バーナー ギガパワー マイクロマックス ウルトラライト GST-120R
マストアイテムその3:ペーパー
ドリッパーとセットで揃えたいのがペーパーですね。コーヒーフィルターとも呼ばれます。これはドリッパーの形に合わせてペーパーを選ぶようにしましょう。ペーパーは100円ショップでも買えますが、ここではよく耳にする鉄板のペーパーをご紹介しておきます。
カリタ コーヒーフィルター かんたんドリップ 30枚入り×3個セット #08029
Amazon楽天市場HARIO (ハリオ) V60用 ペーパーフィルター 02W 1~4杯用 100枚入り ホワイト VCF-02-100W
Amazon楽天市場メリタ コーヒーフィルター エコブラウン PA1×4G NB 4~8杯用 FSCミックス 100枚×2個セット
マストアイテムその4:ケトル
お湯を沸かすのに欠かせないケトルも、アウトドア好きなら持っておきたいマストアイテムです。パーコレーターで代用するのもいいですが、アウトドアにお勧めのケトルをいくつか見てみましょう。
- 縦長型:ハンドルがついていて注ぎやすい
- やかん型:火が当たる範囲が広いのでお湯が早く沸く
- 寸胴型:お鍋としても使える
縦長型:クラッシックケトル1.8 CS-270
スノーピーク(snow peak) クラッシックケトル1.8 CS-270
やかん型:ユニフレーム山ケトル
ユニフレーム (UNIFLAME) 山ケトル900 667736
寸胴型:キャプテンスタッグ キャンピングケトルクッカー
キャプテンスタッグ キャンプ用 やかん 鍋 キャンピングケットルクッカー 900mlM-7726
アウトドアでのコーヒー豆の選び方のポイント
コーヒー豆を選ぶ際、まずは豆そのもの、またはコーヒー粉を選ぶ必要があります。豆を選んだ場合、そのままではコーヒーを作ることができませんので、別途コーヒーミルを用意する必要があります。一方で粉を選ぶと、豆を挽く必要がなく簡単な一方で、豆に比べるとコーヒーの風味が少し落ちてしまいます。
コーヒー豆選びのポイント
コーヒー豆は個人の好みによって多岐に分かれていますので、一概にこれがおすすめ、というのがなかなか難しいポイントではあります。ざっくり以下の2点でご自分の好みが分かれば、あとはそれに近い表示がされている豆を選ぶだけで好みの味に出会える可能性が高いといえそうです。
- 浅炒りか深炒りか? ⇒ あっさり系かどっしり系か
- シングルかブレンドか? ⇒ シンプルか複雑/バランスが取れているか
コーヒー粉選びのポイント
コーヒー粉選びの一つのポイントとなるのが豆の挽き具合です。粗めに挽くとアメリカンのようになり、細かく挽くとエスプレッソのような濃い味になります。ご自身の好みに合わせた挽き具合の粉を選んでみてくださいね。
まとめ
アウトドアに最適なコーヒーセットアイテムを多数ご紹介してきましたがいかがでしたでしょうか。キャンプや登山の夕食後に飲むコーヒー、朝起きて澄んだ空気の中で飲むコーヒー。想像するだけでさわやかな気分になりますね。そんな気分をさらに盛り上げるアイテムが豊富にありますので、ぜひご自身にあったアイテムを探し出して、快適なアウトドアコーヒーを楽しんでくださいね。