発売されて3年近くたった無印の全自動コーヒーメーカー。長い使用期間でどうだったのか、調査してみました。今日はみんなが気になっている無印の全自動コーヒーメーカーを検証します。
基本スペックは他の全自動コーヒーメーカーを凌駕!
基本的に、3杯用のグラスポットタイプのコーヒーメーカーです。
3杯用というのは、かなり小さいサイズですが、
ミルを含めた性能は、他社の製品とはかなり凌駕しています。
本格的なミルで、フラット刃を使用
私が思うに、この製品の一番の売りはフラット刃を採用したことだと思います。
フラット刃は業務用の世界では、ドリップ用として広く使用されている形式。
フラット刃であれば、絶対いいコーヒーが飲めるというわけではないですが、
絶対条件の一つだと思っています。
またそのミル部分が取り外しできるということも、重要なポイントです。
基本的にミル部は水による洗浄は必要ありませんが、ミルの出口部分の清掃は必要です。
それを他社製品よりも先にだした無印の全自動コーヒーメーカーはさすがといったところでしょうか
ミル部分、抽出部分、水タンクすべて取り外し可能
ミル部だけでなく、抽出部分や水タンクも取り外しが可能です。
これにより作業性が向上し、使い勝手がよい方向に行きます。
実際、長期間使用してどうだったのかというと・・・
やっぱりコーヒーに難がありそう
そもそも懸念していたことですが、ちゃんとおいしいコーヒーを作ることができるのかというと
豆や味わいをかなり限定的になってしまうという回答になってしまいます。
コーヒーの挽き目が粗め
まず、そもそもコーヒー豆の挽き目が、全体的に粗すぎます。
粗いと何が起こるかというと、コーヒーが薄いと感じます。
しかし挽き目を調節したとしても全体として粗すぎる方向の設定になっているようです。
後述のお湯の温度と含めても、このコーヒーメーカーは全体として”酸味”を特徴的に抽出するように設計されているように感じます。
お湯の温度も低い
抽出のお湯の温度が87℃前後です。
これはかなりぬるい温度です。
一般的に、90~93℃くらいがコーヒー抽出に適切な温度といわれています。
それより温度が低いと、抽出が不足してしまい、コーヒーが薄く感じたり、酸味が強すぎるコーヒーになってしまいます。
全体の設定を見ていると、サードウェーブコーヒーの抽出に設定を合わせているように感じます。
サードウェーブコーヒーの特長は、浅めのコーヒーに、粗目の挽き目、低めの抽出温度で、苦みを極力ださずに、産地ごとの酸味の違いを楽しむコーヒーです。
しかし流通しているサードウェーブコーヒーの量は5%以下であり、
日本人は苦みが強く、バランスの良いコーヒーを好む傾向にあると思います。
そう考えると、このコーヒーメーカーはかなり限定的なコーヒーに特化したものだと言わざるを得ません。
意外とコンパクトではない
そして、意外とスペースをくってしまうことも、この製品の難点。
抽出フィルターと水のタンクが取れることにより、それを取り出すためのスペースが必要なります。それらのスペースが左右必要で、合計すると製品よりも大きいサイズのスペースが必要です。
製品よりおおきなスペースが必要って考えられないですね。
そもそも、コーヒーが抽出部に落ちないことがある
そして一番のネックが、うまくコーヒーが作れないことが、たびたびあるという点です。
実はほかの全自動コーヒーメーカーでも同じ問題が発生しますが、この製品はその頻度が他の製品よりも高いです。
落ちが悪くなる原因は2つ。ひとつは豆のホッパーに傾斜がないため、豆がミルまで到達しない。もう一つは、ミルで挽かれたコーヒー粉が通る道にコーヒー粉が詰まってしまうこと。
コーヒー粉は基本的に油にまみれていますので、何回も使用するとそこがつまってしまうことが間々あります。
特にこの製品はその通路が細いため、詰まりやすく、コーヒー粉がちゃんと抽出部に落ちるか確認する必要があると多く言われています。
そうなると全自動コーヒーメーカーの良さが半減してしまいます。
ネットの評判、価格について
想像以上に低いレビューになっています。
21件で2.5点です。
大半が、粉が落ちないといった事象や、スペースについて言及しています。
これらの不具合の結果として、売りだったはずのタイマー機能が全く使用できず、
かえって評価を下げる形になっています。
https://www.muji.net/store/review/item/4549738398165
無印良品 豆から挽けるコーヒーメーカー MJ-CM1 MUJIがコーヒーメーカーストアでいつでもお買い得。当日お急ぎ便対象商品は、当日お届け可能です。アマゾン配送商品は、通常配送無料(一部除く)。
最後に、他の全自動コーヒーメーカーを比較してどうか?
この無印良品の全自動コーヒーメーカーは一般受けしない製品です。
理由は、大きく2つ。おいしくいれることができるコーヒーを選んでしまう点。もう一点は使い勝手がよさそうで実は幅をとってしまう点。
しかしデザインは秀逸で、清掃もしやすいのは他のマシンにより秀でている部分だと思います。
他のコーヒーメーカーであれば、しっかりとしたコーヒーが淹れることができる機種が最近は増えていますので、敢えてこの無印のコーヒーメーカーを買う必要はないかもしません。
デザインに惚れたは買いだと思います。が結構使い勝手に苦労するかもしれません、
全自動コーヒーメーカーの選ぶポイントはこちらから
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いま一番、脚光をあびているのはミル付きの全自動コーヒーメーカーです。全自動タイプのいいところは、手間は全くなく、簡単に挽きたてのコーヒーを淹れることです。ですがそんなに安くない製品ばかりで、どうやって選べばよいかわからない方も多いのでは?そこで、全自動コーヒーメーカーの選ぶポイントをご紹介します
「無印の全自動コーヒーメーカーって結局どうなの?」への1件のフィードバック