エチオピアのコーヒー、モカ。日本人が1番好きなコーヒーと言われています。
そんな酸味が特徴的なモカももっとおいしいいれる方法を紹介したいと思います。
重要な前準備
コーヒーは豆のままの状態で、できればシングルオリジンを買う!
モカの醍醐味は、特徴的な酸味と香りのよさです。
その香りのよさを最大限感じるために、コーヒーは豆の状態で購入します。
できればシングルオリジンがなお望ましいです。シングルオリジンでも「イルガチェフェ」、「シダモ」地区のコーヒーは特に「モカシダモ」と呼ばれ香りが強いです。
さらにできれば「ナチュラル」を買ってください。
そして、焙煎度合いは軽いローストのものを選んでください。できればミディアム以下でお願いします。
ローストが深くなってしまうと、特徴の酸味が消えてしまいます。
ペーパードリップで飲もう
いろんな飲み方がありますが、ことモカに関しては、ドリップが断然おすすめです。
理由は酸味をちゃんと楽しむため、極力苦みを除くためです。
ペーパードリップはコーヒーのえぐみや苦みを除きすっきりとした味わいにしてくれます。
モカには断然ペーパドリップです。
ドリップの調整方法
前知識!おいしいドリップのいれかた
いれ方は動画と別記事を参照してください。
ここでは、細かいコツをさらに紹介していきます。
http://120to180sec.com//article/91
大まかなコーヒーのいれ方は、コーヒーを蒸らしてお湯を入れるだけなのですが、使う器具によって特徴や注意点が違います。 代表的なドリッパーに関して説明していきます。 今回はドリップコーヒーの元祖、メリタ式です。
挽き目は粗め!コーヒー量を多めに調整する
再三、伝えていますが、モカは酸味です。
その酸味をどうやって表現するかを考えます。
まず、挽き目ですが、いつもドリップで使用している挽きよりも、若干粗目にしてください。
こうすることで、苦みを抑えることができます。
あまり粗すぎると、抽出不足になってしまいますのでご注意を。
そして粗目にして、若干コーヒーの量を通常より多めにします。
いつも一杯分8gであれば10g程度使ってください。
これにより苦みは少なくして、酸味を多く抽出させます。
抽出は3から4杯分まとめて作る
これはコツですが、1杯、2杯しか飲まないとしても、3~4杯分作ります。
少しを多めに作るということです。
なんでこんなことをするかというと、ちゃんと抽出させるためです。
粗目でかつコーヒーの量をいつもと違う量にすると、通常より抽出させることが難しくなります。
そもそもコーヒーは多めにつくったほうが、ブレが少なくなりおいしいコーヒーになります。
少しもったいないかもしれないですが、多めで作ってみてください。
抽出時間は3分前後を狙う
いよいよ、お湯をかけていきますが、抽出時間は3分±15秒くらいを狙っていれてください。
3分前後であれば、酸味だけでなく、バランスを保つ最低限の苦みも抽出することができます。
ここで重要なことは適度な苦みも適切なコーヒーのためには必要ということです。
もちろんしっかり温めたカップで飲む
こうやってできたコーヒーは、しっかり温めたカップで飲んでください。
冷めてしますと、酸味を感じやすくなってしまうため、酸味が強すぎる可能性があります。
カップもお湯をつかってしっかりあたためましょう。
最後まで楽しもう
コーヒーを飲むときはまず香りから!
コーヒーを飲む前に、一度香りをかいでください。
モカであれば、これまで嗅いだことのない、さわやかな酸味を感じることができると思います。
コーヒーは香りを楽しむ飲み物だとよく言われます。
飲む前に香りで一度リラックスしましょう。
おそらく、少し薄いと感じるかもしれないが、そこから真のモカの楽しみ方なのかもしれない!
そして、一口飲むと、特徴的な酸味で口が満たされ、そのあとは甘みをすごく感じると思います。
これがまさにモカコーヒーのよいところです。
ですが、飲んでいると、薄いなと感じるかもしれません。
コーヒーの色自体も薄いようなみたいな。
私はそう感じたところからモカの真の楽しみだと思います。
ここからどれくらい酸味をだすか、苦みを調整するかを試行錯誤していきます。
挽き目を一段階変えただけでこんなにバランスが変わるのかと驚くと思います。
その楽しみことがコーヒーの真の楽しみだと私は思います。
ぜひ、モカコーヒーを買って、おいしいコーヒーを楽しみましょう