Barista hustle(バリスタハッスル)サイト内で紹介されているコーヒーの濃度を計測するTDS計の使い方をご紹介します。
正式な方法で計測しないと正しい数値は計測できない
コーヒーのTDSは、簡単にいうとコーヒーの中に溶解している物質の濃度を計測するものです。
その方法は、光の屈折率で計測しています。
そのため温度や、計測方法、サンプルの置き方等で数値がぶれやすいです。
なのでしっかり正しい方法で実施しましょう。
TDSってなにっていう方はこちらに説明記事あります
ここでは抽出の目安となっているSCAスケール、TDSのパラメータについて紹介します。アンダーエクストラクションのコーヒーを撲滅しましょう。コーヒーマニアの方やプロ向け…
バリスタハッスル直伝 TDSの測り方
動画で説明していますので、まずはご確認ください
①ゼロ点設定
コーヒー抽出に使用した水にて、ゼロ点設定をします。
水をいれてゼロボタンを押すだけです。
注意点は、コーヒーに使用した水を同じ水を使用してください。
お湯ではなく室温に下げたものをしようしてください。
②TDSを測定
①付属のスポイドで、コーヒーを吸います。
②スポイドにフィルターを装着します
通常フィルターコーヒーの場合は、フィルターなしでも計測可能ですが、
フレンチプレスやエスプレッソ等透明で不純物のない状態の液体ではないものは、
フィルターが必須です。
③きれいなカップに、フィルターでこしたコーヒーをいれます
温度が冷めていない場合、数値が低く出る傾向があります。
そのため室温くらいに冷ましてください
④計測器に新品のスポイドをつかって滴下します
この際に、気泡やムラがないようにしてください。
計測機では、光の屈折率で濃度を算出しています。
⑤計測ボタンをプッシュ
同じサンプルで数回計測することがお勧めします。
温度やコーヒーのムラ等で濃度にばらつきが発生する可能性があります。
最後に
TDSの計測方法は、コーヒーのクオリティを安定化させるという観点から非常に重要です。
これまで日本語でちゃんと解説しているものがなかったため、今回作成しました。
みなさんのお役にたてればと思います。
https://baristahustle.com/blog/refractometer-method/