ネスレから発売されているゴールドブレンド等のコーヒーには、レギュラーソリュブルコーヒーと記載されています。あまり見慣れない名称ですよね?
なぜこの名称がついているか解説します。
レギュラーソリュブルコーヒーは、インスタントコーヒー
レギュラーソリュブルコーヒーはインスタントコーヒーです。
なんの変哲も無いインスタントコーヒーです。
ソリュブルという意味は溶けることができる、溶解するという意味です。
溶けるコーヒー、それはインスタントコーヒーですね。
ゴールドブレントはフリーズドライ製法で作られたインスタントコーヒーで、大き目の固形成分になっていることが特徴です。
https://nestle.jp/brand/ngb/
違いがわかる、50年目の新しい香り。 新「ネスカフェ ゴールドブレンド」 累計1,500億杯以上ご愛飲いただく「ネスカフェ ゴールドブレンド」が発売50周年を機に、香りと味わいがさらに進化しました。
もちろん、ネスカフェのゴールドブレンドのブランドページには「インスタントコーヒー」という言葉は出てきません
インスタントコーヒーのイメージ
豆から淹れるコーヒーのことを、レギュラーコーヒーと言います。
レギュラーコーヒー、インスタントコーヒーはよく対比されます。
それぞれのイメージに関する調査結果を以下に載せます。
ざっくりいうと、
レギュラーコーヒーは、おいしく、本格的、贅沢といったイメージがあるのに対し、
インスタントコーヒーは、手軽・簡単といったイメージになっています。
レギュラーコーヒーの方がおいしいと思う方が多いということです
そもそもレギュラーソリュブルコーヒーって言ってる理由
上で紹介しましたが、インスタントコーヒーはおいしくというイメージはないです。
そのためネスレが
『うちのコーヒーはインスタントコーヒーではない、レギュラーソリュブルコーヒーだ!』と宣言して、その名前になったという訳です。
前はネスレも日本インスタントコーヒー業界連合に加盟していましたが、いまは脱退しています。だからインスタントコーヒーではないということですね。
製品の名前の中に、おいしい、本格的といったイメージを持っているレギュラーという言葉を名前の中にいれたかったということですね。
これを正とするか、悪とするか
要はインスタントコーヒーでは売りづらいから、レギュラーコーヒーに名前を似せたレギュラーソリュブルコーヒーに名前を変えた訳です。
これによって何が起こったかというと消費者の誤認です。
インスタントコーヒーなのにレギュラーコーヒーと思って買っているだ方が多くいます。
まさにネスレの戦略にハマっている形です。
マーケティング戦略といえば聞こえはいいですが、
メディアによる情報操作にもあたると思います。
ちゃんとした知識をみなさんに提供したいと思う次第です。