ツインバードから発表された、ミル付きの全自動コーヒーメーカー。その値段は4万円越え!
そんなコーヒーメーカーは本当に買いなのか、各特徴を確認してみました。
基本情報と主な特徴
カフェバッハ監修の全自動コーヒーメーカー「CM-D457B」。
まずは基本的なスペックと特徴をおさらいします。
3杯用ガラスポットタイプのコーヒーメーカー
4杯用(450mL)の保温ヒーターのあるタイプのコーヒーメーカーです。
サイズは約 160 × 335 × 360 mm。そこまで大きくはないですが、存在感はある大きさです。
デザインは業務用のコーヒーメーカーを彷彿させる感じですね!
豆の粒度を粗・中・細の3段階調整
粒度は3種類選ぶことができ、刃は均一性に定評のあるフラット刃を採用しています。
しかも敢えて低速回転させることで、豆に熱がかかることを抑えています。
83℃と90℃の2段階に温度調整
抽出の温度も2つ種類選択することが可能。
83℃と90℃。酸味が特徴的なスペシャリティコーヒーを抽出するときには低い温度で抽出できることは非常にいいですね!
カップ数に合わせた3段階の蒸らし湯量調整機能
また味わいに大きな影響を与える抽出時間も調整することが可能。
カップ数が少なくてもしっかりとした味わいを出すために蒸らしを調整してくれる構造になっているようです。
いれるのが難しい少量の抽出でもいい感じです。
脱着式のミルなので、お手入れが簡単
そしてミルを取り外して掃除できます。またミル部は丸洗いすることも可能という!
これまでのコーヒーメーカーではできなかった機能です。
モノ申したい部分
これまで機能を紹介してきましたが、気になる部分をズバッといっていきたいと思います。
3杯用って少なくないか?
まずそもそも論、3杯用は少ないです。
おそらくマグカップ2杯分くらい。マグカップ1杯分飲めば満足であればいいが、もう少し飲みたいなと思う量だと思います。
飲んでる最中においしいなと思って、もう一回いれなおすってメンドウです。
ガラスポットは使いやすいかなー
結構ベーシックなところですが、このガラスポットあまり使いやすそうな形をしていません。寸胴タイプのポットはあまりおすすめできないですね。フタも載せるだけタイプですし。あまり工夫なしと言った感じです。
このミル歯はコーヒーをうまく砕くことができないだろうなー
一番引っかかっているのはこのミル刃です。おそらく微粉が多く、キレイにひけないだろうと思ってしまいました。
通常、フラット刃の場合、刃の構造が2段階あります。軸の中心部にあるプリブレイクと言われる部分、そして円周の刃で粒を揃える構造になっています。
ですが、これはプリブレイクの部分がないですよね。
こういう刃の場合、コーヒーがクラッシュしてそのまま出て行くみたいになります。
当然粒ぞろいは悪くなります
出典 : yunyuukagukaden-msquare-japan.com
隙間から粉が出てくると想像される
そしてミルと抽出部の間の隙間も気になります。
一点は抽出部の温度が低くなってしまいます。思った以上にすぐに温度は下がります。
そしてミルから出たコーヒーが外に出てくると予想されます。
毎回掃除をしてはメンドウです
高い温度はないのか。。。
最後は温度です。83、90と設定できるのであれば、93も設定して欲しかった。
おそらく90で出してもぬるいと感じる方が多いと思う。
通常コーヒーは90℃以上のお湯、92、93℃くらいで抽出します。
おそらく、無印のコーヒーメーカーも製造しているツインバード社。無印のコーヒーメーカーを習って低めの温度で調整したと思いますが、これでは無印のコーヒーメーカーと同じくかなりコーヒー豆を選ぶコーヒーメーカーになってしまいます。
結論。。。
個人的な感想をいうと、4万円出してまで買わなくていいかなと思います。
全自動コーヒーメーカーは2万円前後で手軽なものありますし、このくらいの価格になれば、もっといいミルをかって、ハンドドリップでいれたほうが楽しい気がします。
ただ、温度調整や抽出時間を調整できることはマニアからすると面白いので、
これからも様子を見ていこうと思います。