一人暮らしにぴったりの、おすすめの一人用コーヒーメーカーと、その選び方をご紹介していきます。
一人暮らしにコーヒーメーカーという選択にあまりなじみのない方もいるかもしれません。しかし、一人用コーヒーメーカーもたくさん発売されています。
一人用コーヒーメーカーを選ぶ際に押さえるべきポイントは、容量とサーバーのタイプです。この記事では、そこも深堀していきます。
また、一人暮らしにはハンドドリップもおすすめです。自分の技量次第で味が変化するので、コーヒーの奥深さを堪能できます。
一人暮らし向けの一人用コーヒーメーカーの選び方
一人用にコーヒーメーカーを買うのだから、容量と、あとは予算にあったものを選べばよい、と思われるかもしれません。もちろん、それらは欠かすことのできない要素ですが、ほかにも、選ぶ時に気にしておいた方がいいことがあります。
ここでは、その辺を含めて、一人用コーヒーメーカーの選び方をご紹介していきます。
一人用コーヒーメーカーの選び方:①容量で選ぶ
一人用だからと言って、全部が同じ容量になっているわけではありません。しっかり一回ごとにマグカップ一杯分を抽出するものもあれば、コーヒーカップ二杯分サーバーに淹れるタイプのものもあります。
しかし、一人用のコーヒーとして最適な容量は、最大で一般的なマグカップ二杯分、1回で約350mlまでコーヒーを抽出できるものがおすすめです。
これ以上の容量になってしまうと、飲み切るのに時間がかかってしまい、せっかくの淹れたてのコーヒーの風味が損なわれてしまいます。
飲むペースなどを勘案して、自分に合った量のコーヒーメーカーを選びましょう。
一人用コーヒーメーカーの選び方:②サーバーのタイプで選ぶ
サーバーは、大きくガラスタイプか、ステンレスタイプかに分かれます。サーバーに何を求めるかで選択が変わってきます。後々後悔しないように、それぞれの性格をしっかり押さえたうえで、コーヒーメーカーを選びましょう。
ガラスサーバー
ガラスサーバーの強みは、加熱保温が可能であるという点です。
レンジでの加熱が可能であるものや、コーヒーメーカーに備え付けてある保温板での保温ができるものもあります。
飲むペースがゆっくり目な方におススメです。
しかし、保温が可能だからといって、長時間の保温をしていたら、コーヒーの風味はすぐに落ちてしまうので注意が必要です。
また、耐久性にすぐれたものが多いとはいえ、ガラス製なので割れてしまうことは少なくありません。
ステンレスサーバー
ステンレス製コーヒーサーバーのメリットは、サーバー単体での保温性の高さにあります。あまりに長時間でなければ、多少の時間が経過しても淹れたての風味豊かな温かいコーヒーを楽しめるので、早めに飲み切るタイプの人にはおススメです。
また、ステンレス製であることによって、高い耐久性も確保されています。割れることを心配しながら洗う必要もなくなります。
しかし、ガラス製のように中の様子がわからないことはデメリットです。サーバーに直接コーヒーを淹れたい場合などは不便です。しっかりと量りなどを使って、分量を確かめる必要があります。
ハンドドリップという選択肢も
飲む量も少なく、コーヒーを淹れる時間も楽しみたい、という方には、ハンドドリップがおすすめです。
ハンドドリップの最大のメリットは、淹れている最中にコーヒーの香り/アロマを感じることができること。コーヒーの香りは、飲むときよりも、淹れているときやコーヒー豆を挽いているときに多く放出されます。
一人暮らしの家でコーヒーの香りに包まれて生活できるのは何にも代えがたいと思います!
飲むだけでなく、コーヒーをもっと楽しみたい方にはハンドドリップもおすすめですよ。
家でコーヒーを飲みたいと思って、まずはハンドドリップって思いますよね?だけどハンドドリップって何がいるのって思っている方、この記事ではハンドドリップで必要な器具を…
一人用コーヒーメーカーおすすめ5選
recolte Solo Kaffe(レコルト・ソロ・カフェ)
シンプルなデザイン
買ってすぐに部屋に馴染んでしまうかのような、シンプルで無駄がなく、角のたたないデザインになっています。
置く場所にも困りません。高さは、その辺の自動販売機にあるような、500mlサイズのペットボトルほどしかありません。
なお、具体的なサイズは次の通りです。
幅9.0 奥行16.5 高さ21.0cm
容量
容量は約200mlとなっています。
マグカップより少し多めの量ぐらいだと考えていいでしょう。
金属フィルター
使用されているフィルターは、金属フィルターです。
金属フィルターの特徴は、コーヒーオイルをしっかりと抽出できることにあります。
そのためできあがるコーヒーは、コーヒーオイルのお陰で、コクの強い仕上がりになります。
付属の二層構造ガラスコップ
レコルト・ソロ・カフェには、サーバーがありません。きっかり一杯分が抽出されるためです。
しかし、サーバーが無い代わりに、二層構造のガラスコップが付属されています。このコップでアイスコーヒーを楽しむこともできます。
レコルト コーヒーメーカー ソロカフェ レッド SLK-1R
メリタ アロマボーイ
レトロなデザイン
アロマボーイは、一度1979年に発売されました。その後、生産を終了し、現在、待望の復刻版が売り出せれています。
発売当初の、昭和な風合いそのままのデザインは、どこか懐かしさを感じさせます。
容量
容量は約300mlとなっています。
コーヒーカップ二杯分がしっかり淹れられます。
独立型のドリッパー
ドリッパーは、コーヒーメーカから独立して使うことが出来ます。
メリタ純正の一つ穴タイプのドリッパーで、ハンドドリップでも美味しくいただけます。これ1つで、機械で淹れることもできて、ハンドドリップで淹れることもできるので、別々で買う必要がありません。
ガラスサーバー(保温機能付き)
サーバーはガラスタイプです。ステンレスタイプより保温機能は劣ります。
しかし、サーバーを置くところに保温機能がついているので、1人で二杯飲みたいときなどでも、冷める心配はありません。
ですが、あまり長い間保温し続けると、風味が劣化してしまうので、早めに飲み切ることをお勧めします。
Melitta(メリタ) コーヒーメーカー アロマボーイ 1杯用 MKM-251/C
Russell Hobbs パーソナルコーヒーメーカー
とにかくコンパクト
ラッセルホブス、パーソナルコーヒーメーカーのサイズは次の通りです。
幅14.0 奥行13.0 高さ19.5cm
縦、奥行き、高さ、のすべての方向において、20cm未満となっており、そのコンパクトさにかけては、何ものにも劣りません。
デザインも全体的に丸みを帯びたデザインとなっており、親しみがわくようです。
容量
容量は、マグカップ一杯分、160mlとなっています。
中には、この量が一番ちょうどいいと思う人もいるでしょう。一杯ごとに、毎回ムラなく淹れたいという人にはお勧めです。
繰り返し使えるナイロンフィルター
付属のフィルタ―は、ナイロン製のフィルターです。ペーパーフィルターに比べ、網目が粗いので、コーヒーオイルもしっかり抽出されます。
また、使用後も簡単に洗うことができ、手入れに苦労することもありません。しっかり洗えば、半永久的に使用できるので、エコで経済的でもあります。
付属のステンレスマグカップ
先に説明したように、一杯ごとのドリップになるので、サーバーはついていません。
代わりに、保温機能に優れた、ステンレス製のマグカップがついているので、最後まで温かいコーヒーを楽しむことができます。
Russell Hobbs パーソナルコーヒーメーカー ダブルステンレスマグつき 10973JP
American Press(アメリカンプレス)
これはフレンチプレスではない
見た目は、一見フレンチプレスのように見えます。また、プランジャーを下げるところなど、工程も似ているところがあります。
しかし、抽出方法は、フレンチプレスと大きく異なります。そこで、フレンチプレスとの違いを強調しながら紹介していきます。
短時間で抽出できる
アメリカンプレスは、短時間でコーヒーを淹れることが出来ます。
フレンチプレスはというと、コーヒー粉をお湯に浸して4分待つ工程があります。この時間はフレンチプレスにとって重要で、早すぎても遅すぎてもダメです。
コーヒー粉に圧力をかけて抽出
ここがフレンチプレスと淹れ方の原理が違うところです。
フレンチプレスでは、お湯の中にコーヒー粉を浸した後、プランジャーを下して、コーヒー粉を取り除きながら抽出されたコーヒーだけを取り出します。
一方、アメリカンプレスでは、セットしたコーヒー粉に圧力をかけながら、容器内に入れられたお湯に通していきます。
言葉だけではわかりにくいと思うので、動画も参考にしてください。
細かい粉もしっかり取り除く
フレンチプレスで淹れたコーヒーには、コーヒー粉を挽くとどうしても出てきてしまう、細かい粉が混じることがあります。
アメリカンプレスでは、特許を取得した密閉式のポッドが、細かい粉を取り除いてくれます。
フィルターもフレンチプレス同様、ステンレス製のフィルターなので、コーヒーオイルが十分に抽出された、ざらつきのない、なめらかな仕上がりになります。
AMERICAN PRESS アメリカンプレス コーヒーメーカー 珈琲 紅茶
Kalita コーヒーメーカー 1カップ用 TS-101N
低価格
しっかりとした見た目に反して、値段は1600円(アマゾン価格)となって、破格の値段となっています。
ちょっと高いコーヒー豆を買うより、もしかしたら安いかもしれません。
容量
容量は300mlとなっています。スターバックスのトールサイズより、少し少ないくらいでしょうか。しかし、1人分ならば十分な量です。
蓋つきのコップ
この商品の強みは、何と言っても、付属の蓋つきコップです。
朝、コーヒーを淹れて、そのまま持って出かけることもできます。容量は300mlと、多めなので、ゆっくりと楽しむことが出来ます。
Kalita コーヒーメーカー 1カップ用 TS-101N #41121
おすすめのハンドドリップ道具・セット
コーヒーは、淹れる時間も楽しむことが出来ます。
たしかに、機械で淹れることで、ムラのない味を楽しめます。その他にも、コーヒーメーカーを使うことはいろいろなメリットがあります。
しかし、お湯を注いだときの、コーヒー粉が膨らむ様子や、その時に拡がる香りを楽しめるのは、ハンドドリップならではです。
ここでは、ハンドドリップを始めたい人におすすめな、ドリッパーセットを紹介します。
ハンドドリップにはコツがいくつかあります。そのコツを押さえて、コーヒーを楽しんでみましょう。ここでは実際どうやってハンドドリップをすればいいのか簡単にまとめていま…
HARIO V60 コーヒードリッパーセット
ユニークな形のリブ(内側の凹凸)がついた、円錐型のコーヒードリッパーです。
見た目もスマートで、インテリアとしても活躍できます。
「HARIO V60」の特徴としては、味に変化を与えられるところにあります。すっきりした味わいのものが飲みたいなら、お湯の抽出を速くして、逆に、ゆっくりと注げば、しっかりとした味わいのものが出来上がります。
これは、逆に言えば、味にムラができやすいともいえるでしょう。しかし、これからハンドドリップと長い付き合いをするのなら、試す価値ありです。
【セット買い】HARIO (ハリオ) V60 透過 コーヒードリッパー クリア & コーヒーサーバー & ペーパーフィルター1~2杯用 セット
Kalita ドリップセット
ここでは、ウェーブタイプのドリップセットをご紹介します。
ドリッパー自体にはリブはついていません。その代り、ペーパーフィルターが特徴的なウェーブ型になっています。
このドリッパーは、初心者にも、一回一回味がぶれずに淹れることができる形状になっているのでお勧めです。
【セット買い】 カリタ コーヒードリッパー WDC-185+500mlサーバーG+専用フィルターセット
おわりに
いかがでしたか。一人用だからといって、単に容量だけで選べばよいわけではないことが分かった思います。人によって、コーヒーを早く飲み切る人や、(猫舌などで)ゆっくり楽しむ方もいます。自分のタイプをしっかり見極めることで、選ぶコーヒーメーカーも変わってきます。
さらに、コーヒーは淹れる楽しみもあります。その時間を楽しんで、自分で味を追求したい人にはハンドドリップという選択肢もあります。
ぜひ、自分との相性を考えて選んでみてはどうでしょうか。