おいしい目印、淹れるときの”モコモコ”を絶対出す方法

ハンドドリップの醍醐味である、あの「モコモコ」。
あれを自由自在に操ることができればハンドドリップマスターになれるかも。

あの「もこもこ」正体は?

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もこもこの正体はコーヒー粉から発生する炭酸ガスです。
コーヒーはもともと多くの穴が開いています。その穴に焙煎時に発生した炭酸ガスが含まれています。
お湯をかけると、その穴にお湯が浸透するため、そこにあった炭酸ガスが急激に排出されます。
それがあのおいしそうな「もこもこ」の正体です。

なぜ「もこもこ」がでるとおいしく感じるのか?

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一つは香りです。もこもこは炭酸ガスと説明しましたが、その炭酸ガスはコーヒーの香りそのものなのです。
コーヒー屋さんでコーヒーの香りがしますよね?それはコーヒーを飲んでいるからではなく、焙煎の際に炭酸ガスが大量発生しているからです。炭酸ガスは抽出時(ドリップしているとき)と焙煎時です。なのでコーヒー屋さんはコーヒーのいい香りが漂ってるんですよね。
また「もこもこ」は新鮮な豆であることの証明になります。炭酸ガスは保管していると大気中に放出されます。そのため「もこもこ」はでるコーヒーは新鮮で、新鮮なコーヒーはおいしいですよね。

「もこもこ」の条件は3つ!

焙煎から1週間から2週間以内であること

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先ほど説明しましたが、もこもこは新鮮なコーヒーのバロメーターです。新鮮なコーヒーには炭酸ガスは多く含まれています。目安としては焙煎してから1週間~2週間以内の豆であれな、「もこもこ」になります。
焙煎度合が低い(焼きが浅い)場合はその分炭酸ガスも少なくなりますので、「もこもこ」が弱くなります。

挽きたてであること

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非常に重要なことは、抽出直前まで豆の状態で保管し、淹れる直前で粉の状態にすることです。なので粉の状態で購入して、家に帰って急いで淹れたとしても「もこもこ」になることはできません。感覚として15分以内で淹れれば「もこもこ」になります。

もこもこのためにはミルは必須アイテムになりますので、以下の記事を見てくださいね。

電動ミル、グラインダーの選び方
http://120to180sec.com/article/14
いろんな種類がある電動ミルの選び方をまとめています。
「もこもこ」を再現よく、きれいに出すためには電動ミルが不可欠です。

抽出時の温度が90℃以上であること

ケトルでもやかんで淹れたとしても、温度は高くないと「もこもこ」は出ません。先ほど説明しましたがコーヒー豆の穴の中に炭酸ガスが含まれています。その穴に急激にお湯を入れなければ、「もこもこ」は発生しません。急激というのは単に注ぐ速度ではなく、温度に起因します。最近の流行で85℃やもっと低い温度で抽出することがありますが、その場合の「もこもこ」は、たたないことや立ったとしても小規模になることが多いです。

ただ高すぎてもコーヒーの味に大きく影響してしまうので、味に合わせた温度を見つけましょう。

【これだけでOK!】コーヒーの淹れ方の極意
http://120to180sec.com/article/2
コーヒーを淹れるときに注意すべきポイントをまとめています。
コーヒーと淹れるときの温度は、味わいに大きな影響を与えます。ちょうどいい温度を探してみてください

「もこもこ」が出たけど味が今一つに感じることがある?

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「もこもこ」は新鮮で挽きたてのバロメーターですが、おいしさ、味わいとはまた違うバロメーターです。
たとえば、焙煎直後のコーヒーで淹れた場合、非常に多くの炭酸ガスを含まれているため、挽きたてであれば大きな「もこもこ」を作ることができます。ですが、炭酸ガスが多すぎるため抽出が不安定になったり、きれいに抽出することが難しいです。そのため味わいとしては落ちることがあります。

最後に

ドリップコーヒーの醍醐味である「もこもこ」。これであなたも「もこもこ」を出せるはず!
ぜひ3つの条件をそろえて、香りが多いコーヒーを淹れてみてください!

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