キャンプや登山など、外遊びでのお楽しみといえば、その一つにコーヒーブレイクがありますね。日常から離れた土地で、澄んだ空気と淹れたてコーヒーの豊かな香りを吸い込む。そんな至福の時間を最大限楽しむための、美味しいコーヒーの淹れ方とおすすめの道具を紹介していきます。
キャンプ・アウトドアで美味しいコーヒーのポイント
持ち運びしやすいこと
キャンプやアウトドアでは、必要な道具が多く、荷物で移動が大変になってしまうことが心配されます。コーヒーを抽出するセットも、できるだけコンパクトに持ち運びしやすく収納できた方が安心でしょう。かさ張りがちなマグカップはスタッキングできるタイプにしたり、ドリッパーは折り畳みができるものを使うとケースにひとまとめにできて便利です。
また、コーヒー機具自体が軽量であることもポイントです。登山やツーリングなど、より荷物を軽くしたい場合はステンレスやホーロー製のものより、チタン製の方がおススメです。
簡単に淹れることができること
外の環境でコーヒーを淹れる場合、お湯の温度やコーヒーの抽出量を細かく調節することはなかなか難しいです。そのため外で美味しいコーヒーを淹れるには準備を簡潔に済ませる必要があります。
パーコレーターのように、コーヒー粉と水をポットに入れて火にかけるだけでコーヒーができるものや、コーヒープレスのようなお湯で蒸らしておくだけのものなら、面倒な手順を踏むことなく抽出できます。
料理と同時進行で淹れたり、ゆっくり読書をしながら待ったり。後片付けも簡単にすませれば、空いた時間を他のレジャーに回すこともできるでしょう。
写真映えすること
キャンプのような非日常のロケーションでコーヒーを楽しむなら、フォトジェニックな写真を撮って思い出の一枚を飾るのもおススメです。
近年グランピングが流行している背景にインスタ映えが大きく影響しているように、キャンプは写真映えするシーンがたくさんあります!アウトドアで使われるコーヒー抽出器は、同じ機能でも様々な形状のものが販売されているので、あえて見た目にこだわってコーヒーの道具を選ぶのも、ときには良いかもしれません。
お気に入りのケトルを料理と一緒に並べて豪華な食卓を演出
カラフルなマグカップを並べてポップな雰囲気
おすすめのコーヒーの淹れ方
コーヒーを抽出するには、実に様々な方法があります。ここでは、その中でも、より外で使う場合に適したコーヒーの淹れ方をご紹介します。
1.パーコレーター
出典 : snowpeak-ec.s3.amazonaws.com
金属のポットの中に挽いた豆と水を入れ、火にかけ沸騰させるだけでコーヒーを抽出できる器具です。パーコレーターはその原始的な機能と、シンプルなフォルムが人気でアウトドアの定番です。
沸騰したお湯が蒸気圧でポット内の管を通り、バスケット内のコーヒー粉に当たって、またポットの下に落ちます。これを何回も繰り返すことでコーヒーは濃くなります。
※火のかけ過ぎに注意!長く沸騰を続けるとコーヒーが酸化して風味が落ちてしまいます。
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2.ハンドドリップ
ハンドドリップは、自宅やお店で最もポピュラーな方法で、キャンパーの間でも定番の淹れ方です。
ハンドドリップにはドリッパーと呼ばれる抽出器具が必要です。その上にペーパーフィルター、挽いたコーヒーの粉をセットし、ポットで丁寧にお湯を注いでいきます。紙のフィルターを通して抽出されたコーヒーは、口当たりの良いマイルドな味わいに仕上がります。
自分の手でポットの湯量を調節しながら少しずつ落としていくので、よりコーヒーをじっくり淹れることを楽しみたい方におすすめです。
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3.コーヒープレス
コーヒープレスは、紅茶のようにコーヒー粉を蒸らして抽出する器具です。一般的にはフレンチプレスの名で通っています。
サーバーの中に必要な分量のコーヒー粉とお湯を入れ、金属フィルター付きの蓋をのせて数分置いておくだけ!時間が経ったらフィルターをゆっくりプッシュすれば完成です。
コーヒー豆がもつ本来の風味と旨みを楽しむことができます。
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4.インスタントコーヒー
時には簡単スマートに、インスタントコーヒーで焚き火を囲むのはいかがでしょうか。
特別な道具やスキルなどなくても、気軽にコーヒーを淹れられるのがインスタントの強みです。最近では、淹れたてのコーヒーに負けず劣らず、本格的な味を楽しめる商品も増えてきています。
インスタンコーヒーといえば、粉末状になったコーヒーをお湯で戻すものが一般的ですが、あらかじめ挽いた豆がセットされているもの(いわゆるドリップバッグ)もおすすめです。面倒な道具の洗浄や片付けなど一切なく、コーヒーブレイクをゆっくり楽しめます。
おすすめのアウトドア向けコーヒーの道具
自分に合ったコーヒーの淹れ方を見つけたら、次は実際にどんなアイテムを用意するか悩むところです。ここでは、アウトドアにピッタリの機能的なものから並べるだけでオシャレなものまで、おすすめの道具を紹介していきます。
1.パーコレーター
キャプテンスタッグ コーヒー ポット 18-8ステンレス製パーコレーター 3カップM-1225
Amazon楽天市場Stanley Adventure パーコレーター – 6-Cup
2.ハンドドリップ
MUNIEQ(ミュニーク) Tetra Drip 02S 09210002000002
Amazon楽天市場ユニフレーム コーヒーバネット sierra No.667767
3.コーヒープレス
スノーピーク(snow peak) チタンカフェプレス3カップ CS111
Amazon楽天市場STANLEY(スタンレー) 真空フレンチプレス 1.4L グリーン 02888-002 (日本正規品)
Amazon楽天市場
4.インスタントコーヒー
スターバックス スタバ ヴィア コーヒーエッセンス パイクプレイス ロースト スティックタイプ(2.1g×12本) VIA
Amazon楽天市場澤井珈琲 コーヒー 専門店 ドリップバッグ コーヒー セット 8g x 100袋 (人気3種x30袋 / アニバーサリーブレンドx10袋)
5.手挽きミル
外でもより美味しいコーヒーを淹れたいなら、豆は抽出する直前に挽くのがベストです。直前まで豆の新鮮な状態を保ち、酸化による風味の劣化を最小限に抑えることができます。なにより、挽いた瞬間に立ち昇る芳醇な香りがなんともいえません。
キャンプで豆を挽くときは、丈夫で携帯性に優れた手挽きのミルをおすすめします。
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最後に
キャンプやアウトドアでも、様々なコーヒーの楽しみ方があります。どんな淹れ方にしようか迷ったときは、どんなシーンで使いたいかをイメージすると良いかもしれません。
豪華なアウトドア料理のお供だったり、ちょっと一息のコーヒーブレイクだったり…。
お気に入りの道具と、自分のキャンプスタイルにピッタリな淹れ方を見つけて、最高のアウトドアライフをお過ごしください!