自分に合ったコーヒーメーカーがきっと見つかる、象印のコーヒーメーカー、珈琲通シリーズ

象印は日本のブランドでは最もコーヒーメーカーを販売しているブランドです。10種類のコーヒーメーカーはそれぞれいろんな特長を持っており、多くの方にお勧めできる機種がそろっています。

今回は日本の老舗調理器具製造会社「象印マホービン」のコーヒーメーカーの特徴と選ぶポイントについてご紹介します。

炊飯器や電気ポット、社名にもなっている魔法瓶(マホービン)まで、数多くの調理器具、調理家電を製造販売している象印マホービン
コーヒー好きなら良質で価格もお手頃なコーヒーメーカーの会社としてご存じの方も多いかと思います。
この記事では象印の歴史と販売中のコーヒーメーカーの特徴と選ぶポイントについてご紹介します。

象印の歴史

出典 : www.zojirushi.co.jp

象印(正式社名:象印マホービン)は1918年(大正7年)創業、1948年(昭和23年)設立。まさに大正・昭和・平成・令和、それぞれの時代で市民の台所を支えてきた老舗企業です。
創業100年の歴史のなかでも、象印のコーヒーメーカー 1号機の販売が始まったのが1975年(昭和50年)です。
日本でのコーヒー豆の輸入全面自由化が1960年(昭和35年)、缶コーヒーの販売開始が1969年(昭和49年)ということを考えると、一般家庭でも気軽にコーヒーを楽しむ文化の普及に象印の貢献が欠かせないものだったと言えます。

選び方のポイント

象印のコーヒーメーカーは全てドリップ式ですが、選び方にいくつかのポイントがあります。
まずは一覧表でご確認ください。

大きくは、①杯数、②フィルターの種類、③サーバー種類、④ミルの有無で製品が分かれています。
他にも「浄水フィルター」、「フィルター部分の着脱」、「水タンクの着脱」の違いもありますが、個別の部分でご案内します。

杯数やサーバー、ミルの選び方についての詳細は別記事をご参照ください。

全自動コーヒーメーカーの選ぶポイントと、注目のコーヒーメーカー

いま一番、脚光をあびているのはミル付きの全自動コーヒーメーカーです。全自動タイプのいいところは、手間は全くなく、簡単に挽きたてのコーヒーを淹れることです。です…

全自動コーヒーメーカー

象印が提案する全自動コーヒーメーカーは「挽く」、「注湯」、「抽出」、「保温」をボタン1つで行えることです。
その全自動タイプは象印では「EC-RS40」の1機種です。

EC-RS40

象印 コーヒーメーカー ブラックZOJIRUSHI 珈琲通 EC-RS40-BA

Amazon楽天市場

お好みの豆と水の量をセットしたあとは、ボタン一つで挽き、ドリップし、保温までおこなう全自動コーヒーメーカーです。ミル内部のコーヒー粉も抽出のお湯で毎回流され、お手入れも楽です。

ステンレスサーバーとメッシュフィルターも付属します。

もちろん、粉からも抽出でき、一回で杯数はコーヒーカップ最大4杯まで可能、豆の挽き方や淹れ方まで選べるため、コーヒーにこだわりのある人でも好みのコーヒーを見つけることができます。

他社の機種にあるようなタイマーや抽出量までボタンひとつでできるわけではありませんが、ステンレスマグやコーヒーカップなど、付属のサーバー以外にも直接抽出できるところが好評です。

コーヒーは豆で保存しておいて、飲む時に挽くと美味しい。でも、引いた豆を移したり、ちょっとお湯を注いで蒸らしたり、と結構手間だったりします。そーんなあなたにぴったりの全自動コーヒーメーカーです。豆を入れて、水をいれて、コーヒーフィルターをセットして、ボタンを押すだけで、美味しいコーヒーが飲めます。
出典:https://www.amazon.co.jp/dp/B07GSLKGGD/

カップ10杯用

象印のカップ10杯用は1機種のみ。「EC-YS100」です。

EC-YS100

象印 コーヒーメーカー 大容量 ステンレスブラック EC-YS100-XB

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コーヒーカップ約10杯(最小3杯)の大容量モデル&24時間タイマー付きで、家庭よりも小さなオフィス向けと言った方が良いかもしれません。
プッシュボタン付きのステンレスサーバーと繰り返し利用可能のメッシュフィルター付きです。もちろん紙フィルターも使えますが10杯用の紙フィルターはなかなか入手が難しいので、メッシュフィルターを使う機会が多いかと思います。
ステンレスサーバーなのでアイスコーヒーをつくるにも結露せずに冷たさをキープできますね。

このコーヒーメーカーはとてもリッチなコーヒーを煎じます。これまで使ったことあるコーヒーメーカーの中で一番おいしいコーヒーです。ポットもコーヒーの温度を数時間保ちますし、予約タイマーも便利です。毎朝起きた瞬間美味しいコーヒーを飲むことができます。
出典:https://www.amazon.co.jp/dp/B074V6482Y/

カップ6杯用

象印のカップ6杯用はミル付きモデル「EC-VL60」、メッシュフィルタ「EC-AS60」、紙フィルタ「EC-AK60」の3機種です。この3機種は全て、象印のコーヒーメーカーの特徴である【ダブル加熱】【はずせるスイングバスケット&フィルターケース】に対応しています。

ダブル加熱 とは?

出典 : www.zojirushi.co.jp

一般的なコーヒーメーカーは、最初に低温のお湯でドリップが始まるため、コーヒーの風味を最大限に引き出せないという構造上の問題があり、メーカーによっては温度センサーを付けて、一定の温度のお湯が通らない場合はヒーターに戻すといった構造をつくっています。
象印は「一度加熱したお湯を再度加熱して95℃以上の高温にする」、「高温になった蒸気と熱湯でコーヒー豆を蒸らしてドリップする」という方式をとっています。

引用元:象印マホービン 開発秘話 Vol.3
https://www.zojirushi.co.jp/corp/hiwa/03.html

はずせるスイングバスケット&フィルターケース

出典 : www.amazon.co.jp

スイングバスケットとフィルターケースがはずせて洗えるのでお手入れ簡単なのと、サーバーに入ったコーヒーを注ぐ際にもフィルターケースを外す必要がないので便利です。
また、分解もできるのでいつでもキレイな状態で使用することができます。

EC-VL60

象印 コーヒーメーカー ブラック 1~6杯用 EC-VL60-BA

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ミルつきで挽きたての味と香りが自宅で楽しめます。ミルは外せるので、いつでも清潔に使えます。
水タンクは本体から外せるのと、コーヒーカップ、マグカップ、アイスコーヒーの3種類の目盛りがついているので、非常に使い勝手がよいつくりになっています。
ダブル加熱機能浄水フィルターも付いています。

コーヒーメーカーは手間がかかって続かないんだろうなと不安でしたが、初めてでも簡単に豆からコーヒーを淹れられたので感激でした。もっとはやく購入していればよかったです。豆を変えるだけでいろいろな味が楽しめるので、自分の好きな味を探していきたいです。手軽さ、扱いやすさ、清掃のしやすさ文句なしです。
出典:https://www.amazon.co.jp/product-reviews/B008ONQ3R4/

EC-AS60

象印 コーヒーメーカー 6杯用 メッシュフィルター付 EC-AS60-XB

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2014年に販売されたモデル。
ダブル加熱、浄水フィルター、外せる水タンクの機能は前述のEC-VL60と同等ですので、ミルは別に持っている方や淹れるときはコーヒー粉しか使わないという方はこちらで十分です。
EC-VL60との違いはメッシュフィルターと2段階濃度調整機能です。
市販のペーパーフィルターも使えますが、付属のメッシュフィルターは洗って繰り返し使えるので経済的です。ペーパーフィルターとメッシュフィルターでは味に差が出るので、両方使ってお好みの味を探してみてもいいですね。
「2段階濃度調節」はレギュラー(ふつう)ストロング(こい)の2種類の味の選択ができます。2種類の味を淹れられるのは気分や季節によって変えられるので、こちらもぜひ使ってみて欲しい機能です。

我が家比ではありますが、6杯も作れるのに意外とコンパクトでおさまりが良かったです。メッシュフィルターと、ペーパーフィルターの両方を選択できるのも良いですね!パーツが外れて、洗えるのも衛生的だし、リーズナブルでありがたいです!機械オンチの母も簡単で使いやすいと喜んでます
出典:https://review.rakuten.co.jp/item/1/269553_10675091/1.1/

EC-AK60

象印 コーヒーメーカー 6杯用 EC-AK60-TD

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2014年販売モデル。
前述の上位モデルEC-AS60からメッシュフィルターを除いたモデルで、取扱説明書も共通の物が用意されています。
見た目の違いはフィルターを収納する部分がこちらのモデルはプラスチック製、上位モデルEC-AS60はステンレスのカバーが付いていることです。
機能はダブル加熱、2段階濃度調整、浄水フィルターなど、上位モデル同じなので、メッシュフィルター不要であればこちらのEC-AK60で良いでしょう。

お値段以上に、質が良く、コーヒーが美味しく出来上がります。 前回は、日本製の競合他社の商品を使っていましたが、使い勝手が悪く、タンクのパッキンが2年としないうちに緩んで水漏れするようになったので、嫌になって、こちらの商品を新しく購入しました。今まで使っていたものより安いのに、作りもずっと良く安定感があります。大変気に入っております。
出典:https://item.rakuten.co.jp/yamada-denki/3441370015/

カップ5杯用

カップ5杯用は「EC-KT50」のみです。

EC-KT50

象印 ステンレスサーバーコーヒーメーカー 5杯用 EC-KT50-GD

Amazon楽天市場象印 ステンレスサーバーコーヒーメーカー 5杯用 EC-KT50-RA

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2014年販売のステンレスサーバータイプのコーヒーメーカーです。
浄水フィルター、外せる水タンク、スイングバスケット&フィルターケースというカップ6杯用機種についている機能は保持しつつも、ステンレスサーバーに対応させた機種です。ステンレスサーバーは「象印マホービン」だけあって、2重構造のマホービン使用になっています。
他機種にないものとして「3段階濃度調整機能」があり、マイルド(薄い)・レギュラー(普通)・ストロング(濃い)が選べます。
また、象印としては珍しく色が2機種あるのも特徴です。

ステンレスサーバーはアイスコーヒーを作る場合でも、先に氷を入れておいて抽出しつつ急冷することで風味を保持することができるのでおすすめです。
また、電源の自動オフ機能も付いているので、消し忘れが多い方にとっても安心して使える機種です。

出典 : www.fac.co.jp

コーヒーが出来上がると、電源スイッチが自動的にOFFになります。
魔法瓶の性能は「さすが象印」といえます。ポットの残量にもよりますが、4~5時間くらいは熱いくらいに保温しています。時間がたっても一般的なコーヒーメーカのように煮詰まったり、風味が変わったりすることがありません。(一杯分とか少量の抽出の時は魔法瓶を予熱するようにと記載されています。)
出典:https://review.kakaku.com/review/K0000687399/

カップ4杯用

「EC-CB40」、「EC-GB40」、「EC-TC40」の3機種があります。価格もぐっとお手頃になりますが、象印の特徴である「ダブル加熱」と「スイングバスケット」の対応がありません。

EC-CB40

象印 コーヒーメーカー 4杯用 EC-CB40-TD

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全自動ではありませんがミル付きです。Amazon.co.jpでの実売価格が5,000円弱で、一般的に電動ミルが2,000円~3,000円で販売されていることを考えると、両方買うのであればお得かもしれません。

EC-GB40

象印 コーヒーメーカー 4杯用 EC-GB40-TD

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前述のEC-CB40からミル機能を省いたモデルです。
外せる水タンクや浄水フィルターも付いていますので、ミル不要というかたはこちらのモデルで問題ないでしょう。

EC-TC40

象印 コーヒーメーカー 540ml/4杯用 珈琲通 ブラウン EC-TC40AM-TA

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象印のコーヒーメーカーの中で最廉価モデルです。
特別な機能としては浄水フィルターしかありません。その分、シンプルで分かりやすく、特徴がないのが特徴ともいえる、スタンダードな機種です。

コーヒーはブラック派なのですが外で飲むと濃すぎるので
自宅なら自分の好みの濃さで飲めるので自宅で飲むときが多いです。
今までいくつかコーヒーメーカーを使って来ましたがこれが一番安くて美味しいコーヒーが入れられます。もう数年使っていますが一度も壊れることなく使用できていますよ。
もう十分すぎるほど元を取りました。
出典:https://www.amazon.co.jp/%E8%B1%A1%E5%8D%B0-%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%83%92%E3%83%BC%E3%83%A1%E3%83%BC%E3%82%AB%E3%83%BC-%E7%8F%88%E7%90%B2%E9%80%9A-4%E6%9D%AF%E7%94%A8-EC-TC40-TA/dp/B00MF2SHYW

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カップ3杯用

カップ3杯用は象印のハイエンド家電ブランドSTAN.として販売されている「EC-XA30」です。

EC-XA30

象印 コーヒーメーカー STAN. EC-XA30-BA

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「STAN.」は象印の調理家電のハイエンドブランドとしてコーヒーメーカー以外にもIH炊飯ジャー、電動ポット、ホットプレートが販売されています。 EC-XA30は小型でスタイリッシュな本体ながらも、上位機種に搭載されている「ダブル加熱」、「外せる水タンク」、「浄水フィルター」を備えています。

出典 : www.zojirushi.co.jp

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選び方のポイント

ここまでで象印のホームページに掲載されている全10機種をご紹介しました。

せっかく象印のコーヒーメーカーを買うのですから、できれば「ダブル加熱」で味わって欲しいところです。

全自動タイプが欲しい → EC-RS40
・唯一無二の存在なので選択肢はひとつですね

一度に大量に淹れておきたい → EC-KT50 or EC-YS100
・一度に淹れる量によってどちらを選ぶか決めると良いでしょう

ミル付きが欲しい → EC-VL60
・せっかく挽きたてを淹れるのですから、ダブル加熱付きの機種を選びたいですね

全自動やミルは不要だけど、美味しいコーヒーを楽しみたい → EC-VL60
・紙フィルターとメッシュフィルターの差を味わってください

とにかく安いドリップマシンが欲しい → EC-GB40
・下位のTC40と500円差でしたら水タンクが外せるのでこちらがおすすめです

最後に

参考になりましたでしょうか?
ふだんはハンドドリップだけど、たまにはコーヒーメーカーで手軽に楽しむのも良いと思います。また、普段は自分のために淹れるけど、ときどきはお客様向けに少し多めに淹れる必要があるときにもドリップマシンは便利です。

器具やマシンを上手に使い分けて、楽しいコーヒーライフをお過ごしください。
 

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