【製品レビュー】どうした!ハリオ!!Hario新しいドリッパー「スイッチ」、「ステンレスメッシュフィルター」がヤバい

ハリオから2月に新しい種類のドリッパーが発売されました。1種類は浸漬式のドリッパー、もう1種類はステンレスメッシュのフィルターです。

ハリオから2019年春、2種類の新しいドリッパーが登場

浸漬式ドリッパー スイッチ

出典 : www.hario.co.jp

イメージはお湯が下に落ちないように、
ロックをして蒸らしの時間調整や、コーヒーをお湯が接触する時間を調整できるドリッパーです。

俗にコーヒーが完全にお湯につかるような抽出方法を「浸漬式」と言ったりします。

通常のハリオのドリッパーは浸漬式ではないので、ハリオ内では新しいドリッパーになります。

HARIO (ハリオ) 浸漬式 ドリッパー スイッチ SSD-200-B

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ダブルメッシュメタルドリッパー

出典 : www.hario.co.jp

こちらもハリオとしては新しいステンレスメッシュタイプのフィルターになります。

特徴はステンレスが二重になっている点。
二重になっていることで、その他のメッシュフィルターに比べると抽出時間が長くなったり、コーヒーの粉がカップに落ちづらくなっているようです。

HARIO(ハリオ) ドリッパー ヘアラインシルバー 1から2杯用 オールステンレス製ダブルメッシュフィルターのドリッパー DMD-01-HSV

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どうした、ハリオ!あなたの良さを忘れたのか!

ハリオの良さは、早い抽出時間と、ペーパーを使用できること

出典 : www.hario.co.jp

ハリオの良さは、早い抽出時間と、ペーパーを使用できることです。
しかし、これらの新しいドリッパーはハリオらしからぬ製品と言えると思います。

その理由は、これまでのハリオの製品はスパイラルリブと大きな一つ穴が特徴だったからです。

大きな一つ穴のドリッパーの特徴は、抽出時間が短く調整できる点です。これによって抽出の後半の苦味成分をうまくカットすることができ、すっきりとしたコーヒーが特徴でした。

しかし今回発売されるドリッパーはそれらの特長はすべて”ない”製品です。

新しい2つのドリッパーについて

ボタンがついている”スイッチ”ドリッパーは、浸漬式という方式をとっているため、これまでのドリッパーとは抽出効率が全く違います。
ステンレスメッシュフィルターに至っては、ペーパーを使用していないため味そのものも全く違います。

これだけ違うと、コーヒーについてあまりわからない方が、「ハリオのドリッパーはすっきりとしたコーヒーが飲める!」と思って買っても、全然思い通りの味にならないという誤解が多く発生するのではないと思っています。

敢えて、”高い”ハリオ製を選ぶ意味があるのか?

そして重要なのは敢えてハリオ製でなくでも、他の会社の製品でも代用が効くという点です。

スイッチドリッパーは、クレバーコーヒードリッパーと全く同じ機能ですし、メッシュフィルターはコレルを初めとして多くの会社から発売されています。

ハリオの製品にも特徴はありますが、それらの機能は別の製品でもありますし、あえてこの製品を買う必要は少ないかもしれません。

出典 : www.arovor.com

CLEVERクレバーコーヒードリッパーLサイズ DRS888PC

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出典 : cafict.com

最後に、Harioの担当者の気持ちになって考えてみると…

Harioの担当者の気持ちになって考えると、
ハリオファンのために製品を作りました!みたいな感覚なのかもしれません。

が、ハリオファンとはいえ、
ハリオ以外の製品を使わないというくらいのファンはあまり多くないと思いますし、
やはりコスパを考えると、その他の会社の製品を選んだ方が良いかなと思いました。

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