象印Stanシリーズのコーヒーメーカー「EC-XA30」が、残念なことについて

コーヒーグッズ

珈琲通シリーズのコーヒーメーカーで有名な象印から「Stan」シリーズという新しい家電グループが発表されました。
複数の家電製品構成されているそのシリーズですが、その中にコーヒーメーカーが入っています。今回はそのコーヒーメーカーを紹介したいと思います。


新シリーズのStanシリーズってなに?

101周年を迎えた象印が新しい家電シリーズをリリースしました。その名も「Stan」シリーズです。

「現代の暮らしに合わせて新たに生み出したのが、『STAN.』シリーズです。『STAN.』シリーズのメインターゲットは、30代の共働き・子育て世帯。ターゲットの多くが求める“楽しむ家事”“ラクな家事”に応える多彩な機能やお手入れの手軽さ、子育て時に嬉しい使いやすさと安全性など当社がこれまでに培った製品力をベースに、インテリア空間になじむ佇まいのデザインを取り入れました。ライフスタイルの多様化の中核であり、次の時代を担う世代に向けて、新しい“暮らしの道具”を提案します。お客様の暮らしに“STANDBY(スタンバイ)”し、安全で使用しやすい“STANDARD(スタンダード)”な製品をつくり続ける。そんな象印の“STANCE(スタンス)”を詰め込んだ新しい家電シリーズが、『STAN.』です。」

象印サイト 「STAN.シリーズ」|ほら、ここが象印。ZOJIRUSHI STORIES|象印マホービン

ということで、30代の子育て、共働き世代がメインターゲットということです。

コーヒーメーカーに関しては、これまでの象印製品でも長年の安心のブランド認知から高いシェアをとっていたと思いますが、さらにテコ入れしてきたということですね。

肝心のStanコーヒーメーカー 「EC-XA30」の性能は?

出典 : www.zojirushi.co.jp

ビジュアルからみて、これまでのEC-TA40に似ています。てかほぼ一緒。
基本スペックは以下の通りです。
・3杯用、ペーパードリップタイプ、ガラスジャグ、浄水フィルター
最低限の機能を持っているという感じですね。

Stanシリーズのコーヒーメーカーの気になる点

①3杯用って少なすぎでしょ!?

出典 : www.zojirushi.co.jp

3杯用として360mLです。マグカップ2杯分って少なすぎでしょ。
量が少ないと温度も下がりやすくなるし、そもそもおいしくコーヒーをいれることが難しい。
そしてちょっと多く飲みたいなと思った時に全く余裕がないのが結構つらいです。

ここまで量が少なければ、保温ヒーターもそもそもいらないのではないか。ヒーターのプレートをとってその分安くしてほしかった。
たぶん、共働き世代であれば。。5杯分くらいは欲しいなと思います。。。

②抽出部分の材質が残念すぎる

EC-TA40と同様にガラスポットの上にドリッパーを載せる形式を採用しています。
しかし今回のコーヒーメーカーでは透明な材質を使用されています。これはAS樹脂と言われるものです。
他のハンドドリップのドリッパー等でも使用されている材質ですが、クラックと言われるヒビができやすいです。
ドリッパーであれば価格も安いので買いなおすことも可能ですが、コーヒーメーカーの抽出部は数年使うものです。

この部分はこれまでと同じように、PP樹脂にしてほしかったです。PP樹脂は安いですが、熱に強くいい素材でした。
PPのままにして、価格を下げてほしかった。。

③抽出させるお湯の温度が95℃っておいしくないよ

今回のコーヒーメーカーの売りになっている「95℃抽出」ですが、これはダメです。
コーヒー抽出に適切な温度は、「90~93℃」です。これ以上温度が高くなると、コーヒーの苦みが抽出され過ぎて、ただただ苦いコーヒーになります。

温度に関係するヒーターもEC-TA40を同じにして、ボリュームディスカウントしてほしかった。。。

④結局、この機種はEC-TC40のダウングレードでしょ。。。

ここまで散々ダメなポイントを言っていきましたが、価格はこれまでのコーヒーメーカーよりも高くなるからどうしようもないです。
なぜ、3杯用より4杯用が安いのでしょうか。だったらもっと機能を変えてよと言いたいです。

他の記事で書いていますが、EC-TC40の方がコスパは数段高く、さらにサイズも使い勝手がいいです。
Stanシリーズの数合わせだったのかもしれませんが、あまりにも悲しいコーヒーメーカーになっています。

結論、このコーヒーメーカーは。

買う必要がありません。もっといいコーヒーメーカーで、価格も安いものがあります。
象印さん、これはマーケットリーダーとしていかがなのでしょうか。
コーヒーメーカーのユーザーとしてはかなり悲しいです。
今後もStanシリーズが追加されるかもしれませんが、もっと上位機種、高級品を発売されることを期待しましょう。


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