コーヒードリッパーの使い方と選び方を徹底解説

コーヒー器具と聞いて一番真っ先に思い出すのはどの器具でしょうか?おそらくドリッパーだと思います。ドリッパーの起源は100年以上前にドイツの主婦が発明したことだといわれています。当時はターキッシュコーヒーと言われてるコーヒーを細かく砕き、お湯に溶かして飲むコーヒーが一般的だったため、気軽に飲める飲み物ではありませんでした。それから1世紀が過ぎ、豆とお湯を分離してコーヒーを作るドリップ式が一般的になりました。当時と比べドリッパーの種類も、好みやデザインでさまざまなものが開発されました。今回は主なドリッパーを紹介していきます。

コーヒードリッパーの使い方と選び方を徹底解説

出典 : www.thecoffeeshop.jp

コーヒー器具と聞いて一番真っ先に思い出すのはどの器具でしょうか?おそらくドリッパーではないでしょうか?
ドリッパーの起源は100年以上前にドイツの主婦が発明したことだといわれています。当時はターキッシュコーヒーと言われてるコーヒーを細かく砕き、お湯に溶かして飲むコーヒーが一般的だったため、気軽に飲める飲み物ではありませんでした。それから1世紀が過ぎ、豆とお湯を分離してコーヒーを作るドリップ式が一般的になりました。当時と比べドリッパーの種類も、好みやデザインでさまざまなものが開発されました。今回は主なドリッパーを紹介していきます。

コーヒードリッパーの種類

各メーカーの穴の数やリブの形状が異なります。違いを説明していきたいと思います

カリタ

出典 : www.kalita.co.jp

日本のメーカーであるカリタの特徴は、「3つ穴」のドリッパーであることです。
3つ穴があることで、1つ穴よりも早く抽出することができるということです。

またカリタは他社と異なり、「台形型ドリッパー」と「ウェーブドリッパー」の2つのドリッパーがあります。ウェーブドリッパーはより一般的な台形型ドリッパーよりも早く抽出することができ、より自由度が高いドリッパーになります。

ハリオ

出典 : www.hario.com

ハリオは元々、実験器具等のガラス製品を製造する会社です。そのハリオのドリッパーは、V60という名前のドリッパーです。特徴は「大きな一つ穴」と「スパイラルリブ」です。
一つ穴だと抽出時間が長くなってしまうため、カリタは穴の数を増やしましたが、ハリオは穴自体を大きくしたということです。

メリタ

出典 : www.melitta.co.jp

メリタはカリタと名前が似ていますが、ドイツの会社です。ドイツのメリタ夫人がペーパーを使ってコーヒーを濾すという「ドリップコーヒーシステム」を発明しました。なのでメリタが元祖というわけです。

そのメリタの特徴は「小さな一つ穴」です。
メリタのドリッパーはドリッパーが適切な抽出時間をコントロールしてくれることをコンセプトにしており、水を一気に入れるだけでおいしいコーヒーができるというドリッパーです。

コーノ

出典 : www.coffee-syphon.co.jp

コーノも日本のメーカーです。コーノの特徴は「大きな一つ穴」のドリッパーということです。

ハリオの大きな一つ穴との違いはリブの入り方です。コーノは、リブが下半分にしか入っていません。
そのため、注ぎ方はお湯を一度受け止めて、それから流すということを推奨しています。

コーヒードリッパーの使い方

  1. 適したペーパーを用意します
    • ペーパーの種類は大きく分けて「台形」と「円錐」の2種類あります。
    • 形が違う場合は、うまく淹れれないだけでなく、穴が開いてしまいコーヒーがカップに落ちてしまう可能性があります  
  2. ペーパーを折ります
    • 台形ペーパーの場合は2か所、円錐ペーパーの場合は1か所をおります。
    • 折らないとドリッパーにフィットできないため、うまく淹れれませんのでご注意ください。
  3. 折ったペーパーの上に挽いたコーヒーをいれます
    • 陶器製、銅製のドリッパーの場合、ペーパーを置いた後に温めるためにお湯を事前に通すのもよいです。
  4. ゆっくりお湯を注ぎます
    • 各種ドリッパーによって淹れ方が若干異なります。
    • しかしすべての製品で注意すべきポイントは「抽出時間」ですので、初めから最後の一滴が落ちるまでの時間を注意してください。

コーヒードリッパーの選び方

抽出時間と出来上がりの差

ドリッパーを選ぶ際に考えるべきは抽出時間がどのように変化するかというポイントです。
上で紹介した各ドリッパーの同じ条件で淹れた場合の抽出時間で並べると以下の通りです。

←長い  メリタ < カリタ < ハリオ ≒ コーノ 短い→
抽出時間は長くなればなるほど、苦味がより抽出されるようになります。
逆に短ければ酸味が特徴的なコーヒーになります。
そのため長短でドリッパーの良し悪しを評価することはできません。

カリタとメリタのメリットとデメリット

カリタ、メリタのドリッパーはより初心者向けのドリッパーです。
上の順番で抽出時間が長いと書きましたが、ある一定の抽出時間で淹れることは非常に高度な技術が必要になります。

別の記事で詳しく書いていますが、コーヒーを一定に淹れるのポイントは抽出時間です。これが10秒でも異なれば味が大きく異なります。
出典:http://120to180sec.com/article/2

そのため、カリタやメリタのドリッパーはコーヒー初心者の方や、常に同じ条件で淹れたいという方に向いているドリッパーになります。
しかし逆に、もうすこしボディ感がライトなコーヒーが良いといって抽出時間を短くすることはできず、コーヒーの自由度が低いドリッパーです。
カリタのドリッパーのほうが、メリタのドリッパーより抽出時間が早いため、自由度が高いドリッパーになります。

ハリオとコーノのメリット・デメリット

ハリオ、コーノのドリッパーは、大変抽出時間が早いです。
そのため、コーヒーの淹れ方によって、抽出時間を調整することができ、いろんな味を作り出すことができます。
しかし、抽出時間を調整することがプロのバリスタが作っても難しく、一度いい味に出会えたとしても再現することは難しいです。

ハリオのV60がコーヒーショップで良く使用されている理由は自由度が高いためなのです。

おすすめのコーヒードリッパー

ハリオ V60

「ネルと同じ味が出せる」というキャッチコピーで発売された、ハリオ製のドリッパーです。特徴である大きな一つ穴と、スパイラルリブで、ドリッパー全体からきれいに抽出することができます。また自由度も高いドリッパーですのでお好みの味に調整することもできます。
中上級者向けのドリッパーです。

出典 : www.hario.co.jp

HARIO (ハリオ) V60 カパー コーヒードリッパー コーヒードリップ 1~4杯用 VDP-02CP

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メリタ アロマフィルター

一方、メリタのドリッパーは初心者向けです。このドリッパーのコンセプトは、「だれでもおいしいコーヒーが淹れれる」です。2杯分のドリップコーヒーの適切な抽出時間は2:30~3:00と言われています。アロマフィルターの凄いところは、一気にお湯を注ぐだけで適切な抽出時間で淹れてくれるということです。
さらにお湯が出る部分にサイフォン式を採用していることで、抽出後、液だれがしないこともいいポイントだと思います

出典 : www.rayes-glass.com

メリタ アロマフィルター AF-M 2-4杯用

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最後に

ドリップも奥が深いです!ドリッパーの選択でコーヒーの味は大きく変わりますので、いろんなドリッパーでいろんなコーヒーを楽しんでみてください!

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