ここ5年間で、飛躍的な消費増しているデカフェコーヒー。
これまでは妊婦さんを中心の消費でしたが、寝る前に飲みたい年長者の方のニーズを受けて、消費が伸びているようです。
しかしデカフェってそもそもなによという方もいらっしゃると思いますので、今回はこの辺を整理したいと思います
デカフェ、カフェインレス、ノンカフェインってなに?
デカフェ 普通のコーヒーの焙煎後、カフェインを取り除く処理をしているコーヒーのこと。カフェインレスも基本的に同じ意味です。
日本では明確な定義はありませんが、ヨーロッパでは90パーセント以上取り除かれたコーヒーをデカフェとしています。
一方、ノンカフェインとはそもそもカフェインが入っていない飲み物のこと言います。
コーヒーで言えば有名なタンポポコーヒーはノンカフェインです。
デカフェ(カフェインレス)は少しはカフェインが入っているのに対し、
ノンカフェインはカフェインが全く入っていないもののことを言います。
そのため、普通のコーヒーにはカフェインが含まれているので、
コーヒーはノンカフェインコーヒーをいうことはなく、デカフェやカフェインレスコーヒーと呼ばれます。
英語でデカフェといいます。
どうやってできるの?
デカフェは焙煎後にカフェインを抜く工程を追加する必要があります。
その方法は大きく分けて2つ。
1つは有機溶媒を使ってカフェインを抜く方法。日本では流通が禁止していますが、ジクロロメタン等でカフェインを抽出します。
もう1つは有機溶媒を使わない方法です。その大部分は水や超臨界状態の二酸化炭素を使用したものになります。
水や二酸化炭素であれば安心ですよね。
水の場合は、味わいに関連する物質を溶かした水にコーヒーを潜らせることでカフェイン以外の成分に影響が出ないようにデカフェを作ります。
また超臨界の二酸化炭素の方法もカフェインを効率的に取り出す方法として確立されています。
ここで重要なのは、通常のコーヒーよりも工程がかかっていることと、水などの液体で一度抽出していることです。
普通のコーヒーと味にどんな違いがあるか?
先ほども言いましたが、一度抽出しているため、通常のコーヒーと比べると味が薄く感じます。
また風味や産地の個性の印象も薄くなります。
これはしょうがないと言えばしょうがないですが、現在の技術ではカフェインだけを抽出することはできません。
また完全に除くこともできないため、味のバランスとカフェインの残り%を鑑みて、デカフェを作っているのが現状です。
デカフェコーヒーをおいしく飲む方法
なのでデカフェを飲むときはすこし調整する必要があります。
調整方法は簡単、コーヒーの量を若干多くしましょう。
通常1杯あたり8gであれば、9、10gで十分濃く感じるはずです。
また抽出時間を長くすることもありです。
さらに個人的には濃度調整が簡単なインスタントコーヒーもありだと思います。
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